『尼山シャーマン』レビューと序盤攻略
- 4千年の歴史を背負う中国の伝説をモチーフにしたリズム・バトル・アクション!
- プレイ動画もチェック
- 最大の魅力はリズムアクションとストーリー
- ゲームの流れ
- 序盤攻略のコツ
- 『尼山シャーマン』のレビュー
目次
4千年の歴史を背負う中国の伝説をモチーフにしたリズム・バトル・アクション!
太鼓が奏でる音が楽しいシャーマンの物語
「尼山シャーマン」は、中国北方の少数民族が千年にわたって語り継いできた「尼山シャーマン伝」をもとにした壮大なるストーリーと、芸術的なビジュアルが魅力のリズムアクションゲームです。
可哀想な子供の魂を取り戻すため、プレイヤーは神の赤子と呼ばれる尼山シャーマンとなって、冥界の奇妙な冒険へと旅立ちます。
優美な曲に合わせて太鼓を叩き、迫りくる敵を倒しながらストーリーを進めます。
プレイ動画もチェック
オリエンタルで印象的なBGMに合わせて太鼓を鳴らし、リズムを奏でるゲームアドベンチャー
ジャンルとしては音楽ゲームです。
左右から飛んでくる邪霊が尼山の周りを包むサークルと重なったときに、BGMに合わせてタイミングよく画面の太鼓をタップしましょう。
サークル状の防壁に接触する直前に太鼓の波動で邪霊を撃退することができます。
タップには長押しや同時押しなどの種類もあり、邪霊の個体によって対応が異なります。
タップとホールド(長押し)の2択だけで見分けやすいので、リズムゲームが苦手でも最後まで旅を進めることができるでしょう。
影絵のようなアニメーションが、幻想的でオリエンタルな世界に引き込んでくれる
尼山のバックステージに影絵アートのように描かれている演出も見逃せません。
巨大な怪魚が飛び出したり、小鬼たちが襲いかかったり、邪霊を含めてそれらのすべてが伝説に基づいているのは、とても興味深いポイントです。
最大の魅力はリズムアクションとストーリー
本作は、民族調の魅惑的なBGMにのせて、太鼓の波動で邪霊を追い払い、幻想的で壮大な旅をする『尼山シャーマン』の伝説をモチーフにしたリズムアクションゲームです。
プレイヤーは、成人になったことをきっかけに師から託された試練に挑む尼山になって物語を進めていきます。
ステージごとに尼山のストーリーが展開
生まれ付き霊力に満ち、先住民に「神の赤子」と称され、“尼山”と名付けられたその少女は、太鼓を叩くだけで万物と心を通わせ、邪霊を祓う力を身に着けています。
そして、悪霊に魂を奪われた子を救うため、死地への旅を決断します。
尼山のストーリーがしっかりと伝わってくるので、ゲームを進めるうちにどんどん引き込まれます。
さらに、ステージごとにストーリーに合わせたBGMが流れるのも魅力の一つです。
基本ルールはタップして太鼓を鳴らしてゲームを進めるだけ、簡単そうで難しいのが面白い
基本ルールは、飛んでくる邪霊をBGMのリズムに合わせて追い払うだけです。
ドラムパートなのでタイミングは取りやすく、リズムゲームの経験者ならすんなりと馴染めるでしょう。
ただし、少しでもタイミングがずれると、画面上に表示されている体力バー「条」が縮んでしまいます。
バーが0なるとゲームオーバーですが、真剣にリズムに乗っていないとあっという間に終わってしまうので、簡単なようで簡単ではないところがこのゲームの面白さです。
ゲームの流れ
プレイヤーは、この物語の主人公、神の赤子と呼ばれる尼山となります。
左右から飛んでくる邪霊を、太鼓を叩いて倒しながらストーリーを進めていきます。
初めてプレイするときには、ゲームの進め方を簡単に説明してくれます。
左から邪霊が来たら左下をタップ、右から来たら右下をタップします。
タップに合わせて太鼓が鳴るので、BGMを画像の邪霊をよく見て、タイミングを合わせてタップしましょう。
慣れてくると、うまくタイミングを合わせられるようになります。
第1幕は尼山が成人し師の試験に挑んでいくステージで、そこをクリアすると、尼山は師から鹿の角を受け取り、部外への修行の旅に出ます。
悪霊に魂を奪われてしまったかわいそうな子供のために第2幕からのステージがスタートします。
邪霊の出現数は多くなり、BGMも迫力が増していきます。
リズムの取り方も難しくなって、タイミングを合わせることに、より集中力が必要になります。
第2幕の地底を流れる冥河では、巨大な怪魚が足もとから飛び出したりして、2Dアクションのように流れる背景の中を進んでいきます。
太鼓のリズムでうまく邪霊を撃退しながら、どんどん進めましょう。
日本では見たことのないような不思議な雰囲気と、遠い昔に感じたような懐かしさが同居する壮大な世界を楽しみましょう。
リズムゲームではありますがステージが進めば進むほど、独特の影絵風の美しいイラストと、民族音楽を思わせるオリジナルの優美なBGMの2つの魅力的な特徴が際立ってきます。
中国に語り継がれた伝説に彩られた独特の世界観に、間違いなく吸い込まれていくでしょう。
ステージをクリアして前に進んでも、尼山にはさらなる試練が押し寄せます。
第4幕は、最初から体力バーが短いので、注意深くリズムと画面に合わせてタップしないと、すぐにゲームオーバーになってしまいます。
何とかここをクリアしてストーリーは進んでいきますが、BGMと影絵風グラフィックの演出だけでも、尼山の物語が伝わってきます。
最後の第5幕には強大な邪霊との手に汗握る一騎打ちが待っていて、その戦いは今までのステージでは経験していない激しさです。
この旅の果てに尼山に何が起こるのか、BGMも影絵風の雰囲気も最後まで魅力いっぱいで、楽しく遊べるゲームです。
序盤攻略のコツ
ステージクリアなどの特定条件を満たしたときに、成功率によって入手できる邪霊などのアイテムコレクションを図鑑で見ることができます。
一つ一つ丁寧に説明書きが付いているアイテムは、シャーマン伝のストーリーに関する補足の役割を果たしています。
ゲームの独特な魅力をより楽しませてくれるので、コンプリートできていなければ再度同じステージをチャレンジして、図鑑の完成にトライしてみましょう。
ゲームは5つに分かれたステージ制
ゲームの操作は簡単です。
短い邪霊はタップで撃退できます。
右から妖霊が来たら右下をタップし、左から妖霊がきたら左下をタップします。
尼山は左から右に進んでいき、背景の影絵風の演出もどんどん変わっていきます。
タップのタイミングは、画面を見ながらでも、BGMのリズムに合わせてもいいので、だんだんうまくできるようになります。
長い邪霊はホールドで撃退
長い邪霊が出てきたら、リズムに合わせてホールドします。
ホールドしている間にも、短いのが飛んでくるので、最初は焦ってしまいますが、すぐにコツがつかめるので大丈夫です。
長い邪霊をうまく撃退すると、キラキラしてきれいです。
ホールドもうまくリズムに乗ると、まるで自分がBGMのドラム担当になったようで、どんどん楽しくなってきます。
両側から来たら同時にタップ
目に色がついている邪霊は左右同時に飛んでくるので、左右同時にタップします。
ステージが変わっても、目に色がついている邪霊が同時に飛んできます。
ステージが進むと続けて同時に飛んできたりもしますが、頑張って撃退しましょう。
タップをすると響きのいい太鼓の音がドンドンと鳴るので、BGMに合わせて太鼓を叩けば爽快感に溢れます。
ステージをクリアしたら図鑑を確認してみよう
図鑑をすべて完成させるためには、何度かプレイする必要があります。
少数民族とシャーマン伝説を知らずにプレイを始めても、図鑑を通じて襲ってくる邪霊やステージの意味を知ることができます。
図鑑のアイテムの説明を読めば読むほど、このストーリーにますます興味が湧いてきます。
隠しエンディングがあるらしい
影絵のストーリーだけでも充実していますが、ステージをつなぐ間に尼山の旅についての説明が挿入される演出があります。
30分程度のゲームですが、まるでアニメを観ているように楽しめます。
何度かプレイしていると、違うエンディングが見られるようなので、 ぜひチャレンジして下さい!
『尼山シャーマン』のレビュー
オリエンタルな民族音楽がゲームのグラフィックとマッチしていて、ゲームの世界観に圧倒されます。
太鼓の音が気持ちよくて、すごく癒されるし、ストーリーもしっかりしているので、最後まで楽しめます。
神話がリズムゲームになっていて面白いゲームだと思います。
レビュワーの総合評価:4.9
記事画像:著者撮影