PCで見ていた動画が再生できない? そんな時こそマルチメディアプレイヤーの出番!
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- VLC for Mobile ストリーミング再生も可能なメディアプレイヤー
- PlayerXtreme Media Player あらゆるプラットホームに対応したメディアプレイヤー
- OPlayer Lite 多くの動画を変換なしに再生できるメディアプレイヤー
- KMプレイヤー PC版と同等機能を持つ多機能なメディアプレイヤー
- マルチメディアプレイヤーを使って、再生できない動画にさようなら!
目次
(画像:著者撮影)
動画配信サイトからダウンロードした動画をパソコン(PC)で見ている人は多いでしょう。
最近はスマホの性能が高まってきたので、PCに保存した動画をスマホに転送して、スマホで見ている人も増えました。
ところがいろいろと動画を見ているうちに、PCではきちんと見られたのにスマホでは見られない、ということが起こることはないでしょうか。
これはスマホの標準動画プレイヤーが、再生したい動画のファイル形式に対応していない場合に起こることがほとんどです。
そんな時は、多種類の形式に対応した動画再生アプリ、マルチメディアプレイヤーを使えば、PCで見るのと同じようにスマホで動画を見られます。
そこで今回は、多種類の動画形式に対応し便利な付加機能も付いた、お勧めの動画再生アプリを四つ選んで紹介します。
VLC for Mobile ストリーミング再生も可能なメディアプレイヤー
(画像:著者撮影)
パソコンではすでに定番となっているマルチメディアプレイヤー「VLC media player」のモバイル版で、Android版ではアプリ名が「VLC for Android」となっています。
非常に多くの動画形式を再生でき、最近主流になってきているMP4形式をはじめ、AVI、MPG、MOV、WMV、FLVなど、ほとんどの形式の動画を再生できます。
動画の再生機能として、早送り・巻き戻し・速度変更・リピート・ジャンプ・アスペクト比変更などの他、映像と音・字幕のずれを調整、イコライザ、スリープタイマーなどがあります。
また音楽再生も可能で、MIDIファイルを除きMP3、WAV、WMA、RMなどの形式が再生できます。
音楽再生にも速度変更、イコライザなどが使えますから、好みの音質で音楽を聞くことができますし、スリープタイマーも使えますから、聞きながら眠ってしまってもOKです。
再生速度を変えても音程は変わりません。
PCで再生できた動画がスマホで再生できないということがほぼなくなり、サブメニューも日本語表示でわかりやすいので、すべての人にお勧めできるアプリです。
また、ネットを介して自宅のPCに接続することやストリーミングメディアの再生も可能なので、PCと同等の機能をスマホに求める人にもお勧めできるアプリです。
PlayerXtreme Media Player あらゆるプラットホームに対応したメディアプレイヤー
(画像:著者撮影)
非常に多くの動画形式を再生可能なマルチメディアプレイヤーで、立ち上げると動画と音楽が再生できることがすぐにわかる画面が開きます。
端末内をブラウズしていく方式のため、見たい動画を探すための画面の様子が他のアプリと少し違いますが、基本的な操作はほぼ同じです。
端末に保存された動画や音楽の他に、ローカルエリアネットワーク内のPCやNAS(ネットワークHDD)にある動画をスマホで見ることもできます。
動画の再生機能としては、早送り・巻き戻し・リピート・速度変更などの他、映像と音のずれ、映像と字幕のずれを調整する機能があります。
音楽再生はMIDIファイルを除きMP3、WMA、WAV、RA、RMが再生できるので、PCでRealPlayerを使っている人には便利です。
USBを使ってPCと接続できるので、PCに保存した動画や音楽を簡単にスマホに転送できる点も魅力です。
OPlayer Lite 多くの動画を変換なしに再生できるメディアプレイヤー
(画像:著者撮影)
VLC for Mobileによく似たマルチメディアプレイヤーで、イコライザ機能がない点を除けば、同じアプリと思えるほどよく似ています。
非常に多くの動画形式に対応しており、再生できない動画はほとんどないと言えるほどです。
特徴的な機能として、Wi-Fiを介して“同じネットワーク内”にあれば、PCのブラウザーを使ってPC上のファイルと同期できるという機能があります。
つまりPC上のファイルをわざわざスマホに保存しなくても、PCに保存してある動画をスマホで見られるということです。
PCからファイルをダウンロードすることも簡単にできるので、これはたいへん便利な機能です。
音楽ファイルもMIDIファイル以外のMP3、WAV、WMA、RMが再生できます。
基本的な再生機能はVLC for Mobileとほとんど同じで、サブメニューも日本語表記なのでわかりやすく、マルチメディアプレイヤーが初めての人にもお勧めできるアプリです。
KMプレイヤー PC版と同等機能を持つ多機能なメディアプレイヤー
(画像:著者撮影)
PC用のアプリとしても非常に評価の高いマルチメディアプレイヤーのモバイル版です。
現在使われている動画形式のほぼすべてに対応しており、このアプリひとつあればどんな動画もまず間違いなく再生できます。
このアプリをスマホに入れておけば、PCで見ていた動画がスマホでは再生できないということはなくなるでしょう。
動画再生機能として、早送り・巻き戻し・再生速度変更・リピート・区間リピートなどの他、特徴的な機能として映像を左右に水平反転する機能があります。
YouTubeにアップされている動画などに、時おり左右が入れ替わっているケースがありますが、KMプレイヤーはそんな動画を再生するときに便利です。
また区間リピートや映像の左右反転機能は、アマチュアギタリストがプロのギターフレーズをコピーしたい時やダンスの練習の際にも利用でき、たいへん便利な機能だと言えます。
端末内に保存された全動画ファイルを、連続して再生する機能も付いています。
音楽再生はMIDIファイルを除いたMP3、WAV、WMA、RAなどが再生可能です。
多くの動画形式を再生でき、かつ多機能な動画再生アプリを求めている人に特にお勧めのアプリです。
マルチメディアプレイヤーを使って、再生できない動画にさようなら!
PCで見ていた動画や、ネットで気になる動画をダウンロードしてみたら、スマホで再生できなかったということがあったら、とてもショックではないでしょうか。
ダウンロードにかけた時間が無駄になり、場合によっては通信費もかかるわけなので、再生できないなどということは避けたいものです。
そんなとき、マルチメディアプレイヤーをひとつ準備しておけば、ほとんどの動画を再生できるので便利です。
気に入ったマルチメディアプレイヤーで、もうスマホで動画を再生できないという経験とは、さようならをしてみてはいかがでしょうか。