仮想通貨の確定申告を便利にするアプリ「freee」の特徴と使い方

画像：著者撮影

2017年12月に仮想通貨で得た利益は税理計算の上、確定申告が必要というアナウンスが国税庁からされました。大手会計ソフトを運営する会社ではこれを受けて仮想通貨における確定申告のノウハウを発信するセミナーを実施するなど、各地で仮想通貨の確定申告への準備が行われています。そこで、複雑な確定申告の手順をスムーズに行えるアプリ「freee」を紹介します。仮想通貨で得たお金は「雑所得」として計算することになりますが、「freee」公式サイトでは仮想通貨利益を雑所得として算出できる無料ツールも公開中です。合わせて利用することで確定申告に役立てることができます。

自動経理システムで口座内収支出をラクに管理

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仮想通貨で確定申告をする場合には、まず仮想通貨で得たお金を雑所得として計算する必要があり、これは「freee」の公式サイトにある「会計freee for 仮想通貨」の無料ツールで計算することができます。そこで得た雑所得を同アプリに読み込み、他の項目を埋めて確定申告に役立てましょう。また、確定申告で用意しなければならない所得計算は雑所得以外にも多項目に渡り、その一つの所得金額の計算は仮想通貨の特性上、計算が複雑になる傾向にあります。そんなときに役立つ「freee」の機能の一つに、自動経理システムがあります。これは銀行口座やクレジットカード、ECサイトなど金銭が動く機関やサイトを登録しておくと、そこから出たお金や振り込まれたお金を記録することができるシステムです。仮想通貨の確定申告に「freee」を役立てる方法として、仮想通貨取引専用の口座を同アプリに登録しておき、金銭のやり取りを記録しておくのはいかがでしょうか。記録によって所得金額算出の計算が簡単になり、申告漏れも防げるというメリットが生まれます。

さあ確定申告を始めよう

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「freee」を使って確定申告をする場合には、上述のように仮想通貨の利益を雑所得として算出し、申告する必要があります。申告が必要な利益金額は20万円以上とされており、仮想通貨を多数所有し運営している人は自身の所得を十分に把握しておくことをおすすめします。さて、「freee」を使って実際に確定申告をするには、同アプリを立ち上げ、ホーム画面から「確定申告をはじめましょう」というメニューをタップします。すると上記のような画面が表示され、それぞれの段階すべてをこなすことで確定申告が完了できる流れとなっています。簡単な4ステップで確定申告が完了できるので、予備知識がない人でも利用しやすいアプリとなっています。さらに確定申告内容は、実際に税務署へ提出する確定申告書以外にも取引先一覧として円グラフで表示することができます。

経費を管理するときには写真読み取り機能を使う

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こちらは「freee」のメニュー上にある取引アイコンの内容です。確定申告の締め切りは毎年3月15日とされており、その年度内の収支出が申告対象となります。「freee」ではその月ごとの収支出を記録することができるので、振り返って以前の収支出を一目で確認することが可能です。さらに月ごとに記録されるこの機能によって、ユーザーの中にはひと月ごとに自分の収支出の管理をするクセがついた、という人もいます。自身の管理能力向上にも活用できると言えるでしょう。また、この取引画面の上部メニューにあるファイルボックスをタップすると、確定申告に必要な書類を写真にしてクラウド管理ができるようになっています。このファイルボックスにはレシートや請求書の写真も保管することができ、写真はアプリ上で数値を読み取ることが可能です。この読み取り機能を使うことによって、細かな経費を手打ちする必要がなくなります。打ち間違えをすることがないので計算がやりやすくなるほか、簡単に経費を把握できるので時間の節約にもなる「freee」の嬉しい特徴の一つです。

アプリやツールを使って仮想通貨の確定申告をスムーズに

仮想通貨の儲け分によっては、確定申告が必要となる場合もあります。まだ仮想通貨の確定申告は認知が広まっていない部分もありますが、仮想通貨の特性上インターネットに取引が記録されているので申告は必須となります。計算が複雑で手間のかかりそうな仮想通貨の確定申告。これらはアプリやツールを利用してスムーズに行うことができます。ぜひ、活用してみてください。

「freee」公式サイト