『放課後ガールズトライブ』レビュー。美少女×スタイリッシュなビジュアルが光るフルボイスRPG
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- 「ペルソナ」ライクのスタイリッシュなUI&BGM。洗練されたビジュアル面に注目
- WTB(ウェイトタイムバトル)方式の戦略性ある戦闘。高難易度では若干単調になるのが惜しい
- コスチュームも充実でコーディネート自在。無課金ユーザーにも優しいシステム
- 美少女×スタイリッシュなハイテンポRPG『放課後ガールズトライブ』
目次
2016年12月26日に配信が開始された、エイチームがおくるスマホRPG『放課後ガールズトライブ』をレビュー。
美少女を全面に押し出したビジュアルは、豊富なコスチュームカスタマイズ性も相まって、非常に高い完成度でまとまっているのが特徴です。クオリティの高い3Dモデルなどに惹かれたなら、プレイして損はない作品といえるでしょう。
RPGとしても、戦略性のあるバトルを楽しめるタイトルとなっています。
「ペルソナ」ライクのスタイリッシュなUI&BGM。洗練されたビジュアル面に注目
本作のキャラクターイラストを手がけるのは、『Re:ゼロから始める異世界生活』などで有名な大塚真一郎氏。ハイクオリティなイラストを違和感なくゲーム内に落とし込んだ、美麗な3Dモデルはゲームをよく盛り上げてくれます。
また、モダンなUIやボーカル入りの戦闘BGMは、「ペルソナ」シリーズを彷彿とさせるスタイリッシュさ。キャラもよく動き回るので、全体的に迫力のあるバトルビジュアルに仕上がっています。
演出面では、後述する「友情スキル」や「キズナドライブ」が非常に凝った演出になっており、ビジュアルのスタイリッシュさに負けない迫力をもたらしています。また、カメラアングルも多彩なので、演出が単調で見飽きてしまうといったことも起こりづらい、というのはスマホRPGではなかなか珍しい部分です。
WTB(ウェイトタイムバトル)方式の戦略性ある戦闘。高難易度では若干単調になるのが惜しい
戦闘システムは、敵味方の行動順が直前に使ったスキルや、キャラの素早さによって前後する「ウェイトターンバトル」を採用。強力なスキルを使うと再行動に時間がかかるなど、行動順を加味した戦略性のあるバトルに仕上がっています。
また、戦闘中に隣り合ったキャラ同士で発動できる「友情スキル」や、ゲージを貯めて一斉攻撃する「キズナドライブ」など、味方を有利にする強力なアクションも備わっており、これらをどう使っていくかが攻略のカギになります。
それから、本作にはオートバトルと3倍速もありますが、基本的にオートバトルのAIは単調なコマンド選択を繰り返すのみ。この強敵にはオートバトルを使うことができない、というのはすこしマイナス点でもあり、気をつけなければならない部分です。
また、戦闘バランスにも少々難が残ります。たとえば、一部敵は命中率を下げるデバフ行動を取ってくるのですが、基本的に状態異常の回復行動がないので、対策としてはターンを回して自然回復を待つしかないという点など、所々にストレス要因が残ります。このあたりは今後の調整次第でしょう。
コスチュームも充実でコーディネート自在。無課金ユーザーにも優しいシステム
本作は、非常に多くのコスチュームが用意されており、好みに応じて好きなキャラをコーディネートすることができます。個性を出したいプレイヤーにはたまらない機能といえます。
また、ガチャは武器とコスチュームの2種類。どちらもバトル中の見た目に影響します。コスチューム自体に能力が割り振られているのは賛否が別れる部分ですが、イベントで課金アイテムは比較的手に入れやすく、ゲーム開始時に10連ガチャも引くことができるので、武器やコスチューム自体は比較的手に入れやすくなっています。
美少女×スタイリッシュなハイテンポRPG『放課後ガールズトライブ』
『放課後ガールズトライブ』は、スタイリッシュなビジュアルと可愛らしいキャラクターを融合させた、非常にビジュアルに力を入れた作品です。コーディネート好きにはたまらないタイトルといえるでしょう。
欠点としては、戦闘バランスが少しばかり大味な点と、ジェムなどの仕様変更が頻繁に行われる運営体制の2点。素材はかなり良いので、あとはコンテンツ追加と調整次第でしょうか。
ビジュアルに惹かれたなら、間違いなくプレイして損はない『放課後ガールズトライブ』。あなたも先生になって、戦いに身を投じてみましょう。