「Aipoly Vision」・目の不自由な人に、画像認識したものの名称や色を教えるアプリ

「Aipoly Vision」・目の不自由な人に、画像認識したものの名称や色を教えるアプリ

ドットアップス編集部
最終更新日 2018/7/29 01:28
  • この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こちらの記事もおすすめ!

画像加工・写真カメラのヘッダー画像
2024/11/22 05:00

「Aipoly Vision」はiPhoneのカメラで認識した様々なものの名称や色を読み上げて視覚障害者の方に教えるアプリです。

認識機能は、完璧ではありませんが、使うほどに精度があがっていくそうです。

「Aipoly Vision」は医療用器具ではないので、人間や盲導犬などの代わりとなるものではありませんが、これからアプリの機能がもっと向上していくと良いですね。

「Aipoly Vision」アプリは、無料でインストールできます。テキストの音声読み上げ機能など、アプリの機能の全てを使うためには、月額580円の追加料金がかかります。

使ってみるかどうか検討したい人は、無料で1週間試してみることができますよ。(App Storeから課金の解除をしないと、そのまま自動更新になってしまう点は注意が必要で、更新期限の24時間

前に解除する必要があります。)

 

「Aipoly Vision」の植物、動物、通貨、食べ物の認識とテキスト読み上げ機能

(画像引用元:https://itunes.apple.com/jp/app//id1069166437?mt=8

 

毎月580円課金して使える機能となりますが、「通貨の認識」機能についてはまだUSD(アメリカドル)のみです。これから対応する通貨を増やしていくそうです。日本円も早く追加されると良いで

すね!鳥の種類、犬の種類、植物の名前合わせて2000種類以上、料理、食べ物は1000種類を認識します。

iPhoneの「Voice Over」機能をONにしている人は、そのままアプリを使ってください。「Voice Over」を必要としない目が見えている人は、”Settings”(設定)の「Speaking Voice」をONにして

おけばアプリが見たものを聞くことができます。また、アプリの読み上げ速度の「Voice Speed」のラインを左右にスライドすると調節できます。

「Aipoly Vision」の対応言語は、英語、イタリア語、スペイン語、フンラス語、ドイツ語、日本語、アラビア語の7言語となっています。

 

「Aipoly Vision」の多彩な色の表現

(画像引用元:https://itunes.apple.com/jp/app//id1069166437?mt=8

 

「Aipoly Vision」の色のマークをタップすると、iPhoneを向けものの色をどんどん音声で教えてくれます。その色の表現がとても種類が豊富です。

白、薄いピンク、暗い灰色、泥茶色、紫褐色、焦げた赤、洗練された青、ほとんど黒・・・これは目が不自由な人に色のニュアンスを伝えるためでしょうね。なんと900色もある色の表現ですが、

どれも色をイメージしやすい表現が多いです。設定から、よく使う30種類程度の色表現にしぼった方に変更することもできます。
 

「Aipoly Vision」の使い方

(画像引用元:https://itunes.apple.com/jp/app//id1069166437?mt=8

 

①「Aipoly Vision」アプリを開いてiPhoneの背面を対象になるものに向けます。このとき、複数のものが画面に入らないようにします。

②アプリのホーム画面の下にあるボタンをタップします。とりあえず試してみるときは、「地球」のボタン使います。これが全般的なものに対応しています。

全機能を使うようになると、食べ物、植物・花、動物、お金・通貨の読み取りボタンとジャンルに分かれて認識することができます。

例えば「犬」であれば、さらに犬種”チワワ”まで細かく認識できるようになります。

③机の上にあるボールペンで試してみました。そうすると、写真の上に文字で大きく「鉛筆かマーカー」、「鉛筆」と表示され、音声も同様に読み上げました。

もう一度「地球」のボタンをタップするまで音声読み上げが続きます。

④「Aipoly Vision」はどの程度正確に認識できるのでしょうか?家の中にあるもの試してみると、ソファー、本棚、わかりやすいものには、かなりの精度でした。

画面に一つのものとはいいますが、漠然と机の方にiPhoneを向けると「デスクトップ・コンピューターかパソコン」と一番目立つものを認識しました。

あまりにも変わった形のものは、認識が難しいようですが、これからに期待です。

⑤部屋の中を歩きまわって、薄暗い場所に行くと自動でライトが着く機能も便利でした。

 

「Aipoly Vision」アプリの認識機能がこれからも改善されていくと良いですね

(画像引用元:https://itunes.apple.com/jp/app//id1069166437?mt=8

 

ご紹介した「Aipoly Vision」は目が不自由な人や、色の識別が難しい人にとって、とても役に立つアプリです。

まだ認識に間違いがあったりはしますが、新しい機能も追加されていくようなので今後に期待したいです。

「Aipoly Vision」は、目が不自由じゃない人にも、試してほしいアプリです。

1週間の無料体験もできますので、是非インストールして使ってみてください。

 

こちらの記事もおすすめ!

画像加工・写真カメラのヘッダー画像
2024/11/22 05:00

人気カテゴリ

ストアに接続中...