今日の月の表情は…?月と私を近づけてくれる月齢表示アプリ「Diana」
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一日の終わり、空を見上げれば、いつも私たちの目に映る月。
月は「アポロ計画」によって、人類が降り立ったことのある唯一の天体です。
そのエピソードは幾度となく映画化もされ、命がけで月への到達に挑む人々の姿に、涙した人も多いことでしょう。
月の重力は地球に大きな影響を及ぼすとともに、女性の身体のバイオリズムにも大きく関係しているといわれます。また、占星術にも欠かせない存在ですね。
「Diana」は、そんな月の表情をリアルに伝えてくれる、見るほどに奥深いアプリです。
◆「Diana」で、月も”照らされている”ことを思い出そう
画像:著者撮影
アプリを開くと、現在の日付・時間、現在地を元にした月の画像、それに関する情報が表示されます。
私たちが月を認識することが出来るのは、白く輝いて見えるからですが、それは月みずからが発光しているわけでないことは皆さんご存じの通りです。
「Diana」では、私たちが見ることのできない部分、つまり太陽に照らされていない部分が、黒に近い色で表現されています。
月も私たちと同じ、太陽に照らされている存在であることを思い出すでしょう。
いつも遠く見上げている月を、「Diana」を使ってお手元で見てみれば、神秘的な時間を味わうことができますよ。
◆おすすめポイント
画像:著者撮影
設定で「月が出ていない場合は暗めにする」をオンにすれば、上のようにグレーがかった画像になり、昼間は隠れている月をリアルに演出することができます。
よく見えないと、なんだか見たくなってしまう…。真昼の月の姿を、こっそりのぞいてみませんか。
また、これは最初の画像から2日後のものなのですが、月の明るい部分に変化があるのがお分かりになるでしょうか。
実際の月は遠く離れていて、目では変化を感じにくいものですが、このアプリでは画像や「輝面比」のパーセンテージによって、刻々と変わる月の表情を楽しむことができるのです。
そして、5日後の画像がこちらです。
画像:著者撮影
このように、随分形が違うことがお分かりいただけると思います。
天気の悪い日など、こちらからは見えなくても、雲の上ではその姿を変え続けているんですね。
そんな淡々とした、しかし凛とした静かな佇まいに、きっと心を癒されることでしょう。
◆これからの月を「Diana」で見よう
画面を少しスクロールすると、現在を起点に、約1ヶ月前後の月の満ち欠けを、日付で見ることができます。
画像:著者撮影
また、日時を指定することによって、その時の月を見ることもできます。実際に2017年の十五夜の日付(10月4日)を入れてみましょう。
画像:著者撮影
この通り、ほぼ満月ですね。美しいです。
「ほぼ?満月じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は十五夜というのは、いつも満月とは限らないのです。
十五夜と満月は、毎年だいたい1~2日の差があり、たとえば2017年の十五夜は10月4日ですが、満月は10月6日と、2日のズレがあります。
ですからこの画像も、まったくの満月ではないというわけです。無料アプリといえど、こんなに細かいところにも配慮がされているんですね。
今までとは違った目線で、月を愛でる楽しみを与えてくれるアプリです。
◆もちろん過去の月も見ることができます
さて、同じように任意の日付・時間を入れることで、過去の月も見ることが可能です。あなたが生まれた日、その時間、月はどんな姿だったのでしょう?
恋人や家族など、身近な人が生まれた日の月を調べるのも素敵ですね。調べられる範囲は、過去は1900年まで、未来は2100年まで可能です。
大切な記念日や、また歴史的事件が起こった日の月を見てみる、というのも面白いのではないでしょうか。
また、上の画像のように地域を指定することもできます。住所を入力することで、世界主要都市の月の見え方を調べることができますよ。
◆月齢表示アプリ「Diana」のまとめ
シンプルな操作性と、モノトーンであえて色味を抑えた、リアルな月のグラフィックが魅力の「Diana」。
今日は月が見えなくて寂しいな、と思う夜に開いてみてください。
変わらないその姿が、癒しと、少しの勇気をくれるはずです。