手数料?ジャンル?フリマアプリを選ぶ3つのポイント
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フリマアプリで売買してみたいけれどアプリの種類が多く、一体どれを選べばいいのか全然分からない…こんなお悩みを持ってフリマアプリに中々手を出せない人も多いのではないでしょうか。そんなお悩みを解決すべく、ここでは自分に合ったフリマアプリの選び方を紹介していきます。
システムや手数料などポイントを細かく分けて説明しますので、きっと自分に合ったフリマアプリに出会えるでしょう。
画像:著者撮影
1.フリマアプリを選ぶポイント
フリマアプリとは個人と個人が商品の売買を行う、インターネット上で開催されるフリーマーケットのような機能を提供するアプリです。不要になった日用品などを出品し、お小遣いを稼ぐような目的で利用されています。アプリ利用者は商品の出品者になることもできますし、購入者になることもできます。出品と購入の手軽さが人気を呼び、ユーザー数を急速に伸ばしているアプリです。
まずはフリマアプリが提供する売り買いの基本機能を説明しつつ、その基本機能が各フリマアプリでどのような違いがあるのかを説明していきます。
1.1 システムの簡単さ
画像:著者撮影
ここでは出品者と購入者に分けて、基本的なシステム利用の流れについて説明します。
まず出品者の場合ですが、売りたいと思った手元の商品をカメラで撮影し、アプリに登録するところから始めます。商品登録時には画像に加え商品説明・価格・配送方法なども入力します。商品説明で登録する項目はほぼアプリ共通で、主な設定項目は以下の通りです。
- 商品名
- カテゴリ(アプリによってはブランドも入力)
- 商品の説明
- 状態(新品、中古、傷汚れありなど)
商品の説明欄は購入者側が行うキーワード検索の対象になりますので、検索に引っかかりそうなキーワードを埋め込むことがポイントです。ジャンル特化型のアプリになるとより詳細な項目が登録できるものもありますので、商品の詳細な状態が見えるようになり、商品検索の利便性も高くなる傾向にあります。これらの入力が完了すると出品作業は完了となり、あとは売れるのを待つだけという簡単なシステムになっています。
画像:著者撮影
購入者側の操作はさらにシンプルで、アプリに表示される商品の一覧から気に入った商品を選んで購入するだけです。中古品などで商品の状態が気になる場合は、出品者に対してコメントでやりとりすることもできますので、購入前の疑問や不安を無くすことができます。
個人間取引のセキュリティ強化対策として運営会社が取引の仲介をおこなうアプリが多いのも特徴。取引が成立すると、購入者から購入代金を一時的に預かり、商品が届いた段階で出品者に料金が支払われるという、双方が安心して取引を行えるシステムを導入しています。
システム面で選ぶなら
- 取引(特に入力の多い出品作業)が分かりやすく、簡単か
- 取引が安心して行えるか
に着目するといいでしょう。
1.2 手数料
アプリ利用時の手数料は出品者が売買成立時に売却金額の数%にあたる金額を手数料として運営会社に支払う方式が一般的です。商品売却時の手数料はフリマアプリによってまちまちで、売却金額の3.5%~10%程度の手数料が設定されています。出品を積極的に行う予定であれば、商品売却時の手数料が安い会社を選ぶといいでしょう。
一方で購入者側は商品の料金を支払うだけで他の手数料は発生しません。また出品者・購入者ともにアプリ自体のサービス登録料や月額利用料は発生しません。
1.3 配送方法
商品発送時の配送方法は運送業者と提携して全国一律料金とする独自の配送サービスを提供しているアプリもあります。また取引相手に個人情報を伏せたまま配送が行える「匿名配送」機能をもったアプリもあります。
出品を積極的におこないたいと考えている人は、商品の発送は避けて通れない作業になりますので、アプリによってどのような配送サービスが提供され、自己負担額はどの程度なのか、発送までの自身の作業負荷はどの程度なのかを事前に押さえておくといいでしょう。
1.4 売りたいジャンル
フリマアプリにはさまざまなジャンルの商品を扱う「オールジャンル型」と本や子ども服など特定の商品に特化して取り扱いをおこなう「ジャンル特化型」に分かれています。自分が売買したいジャンルが決まっているのであれば、ジャンル特化型アプリに目当てのジャンルがあるかどうか探してみるのもいいでしょう。
2.おすすめのフリマアプリ
ここでは先ほど紹介した基本機能ごとにおすすめのフリマアプリを紹介していきます。
2.1 初心者におすすめのフリマアプリ
画像:著者撮影
初心者におすすめのフリマアプリは「メルカリ」です。
フリマアプリの最大手で最もユーザ数が多いことが特徴で、アプリのダウンロード数は7000万件を超え、他のフリマアプリの追随を許さない勢いです。利用者が多いということはこれからフリマアプリを始めるユーザーにとって大きなメリットとなります。初心者でも出品すれば買い手が付きやすい環境ですので、売買の流れをすぐに体験できることも魅力です。
購入者側の視点から見てもおすすめです。メルカリではオールジャンルの商品を取り扱っており、出品ユーザー数も多いことから目当ての商品が見つけやすい環境といえます。
2.2 手数料が安いフリマアプリ
画像:著者撮影
手数料が一番安いのは楽天が提供する「ラクマ」です。業界最安値の売却手数料3.5%(2018年6月時点)とその安さが魅力。オールジャンル型のフリマアプリになりますので、出品を多く検討している方におすすめのアプリです。
2.3 配送方法が豊富なアプリ
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配送方法で選ぶなら「メルカリ」をおすすめします。
メルカリでは「らくらくメルカリ便」という全国一律料金で配送できる便利な独自配送サービスを選ぶことができます。さらに出品者、購入者共に個人情報を伏せたまま配送を行う「匿名配送」も選ぶことができ、出品者が選ぶことのできる選択肢が多いことが魅力です。
2.4 ジャンル特化型のフリマアプリ
ジャンル特化型のアプリをいくつか紹介します。
ジャンルの種類も多く、特化ならではの独自機能を備えたアプリも多いのが特徴です。
ブクマ
画像:著者撮影
本、古本、教科書などの書籍関連に特化。書籍のバーコードを読み込むだけで出品登録ができ、登録時の入力の手間を省くことができます。
golfpot
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ゴルフクラブやゴルフウェアなどのゴルフ用品に特化。商品登録時にはクラブのシャフトの硬さ、利き手といったゴルフならではの詳細情報を登録できます。
フリママ
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子ども服やおもちゃなどのベビー用品に特化。アプリ内には子育てのお悩み相談掲示板やアルバム機能もあり、育児のサポートになるコミュニティ機能も充実。
3.自分に合ったフリマアプリを見つけて楽しもう
不用品を整理できお小遣いも稼げちゃう便利なフリマアプリですが、数多く存在するフリマアプリでも個別に中身を見ていくと、ユーザー数・手数料・配送方式・取り扱いジャンルなどが異なることが分かります。
自分のライフスタイルにあったフリマアプリを見つけることが重要ですが、フリマアプリの選び方で迷っている方にはフリマアプリ大手の「メルカリ」や「ラクマ」をおすすめします。これらはオールジャンル型でユーザー数や取り扱い商品が多く、フリマアプリでの売買を手軽に体験できますので、初心者の人にもおすすめできます。慣れてくれば自分の好きなジャンルに特化したフリマアプリを探してみるのもいいでしょう。