「eWeather」二つの気象情報提供会社を使った黒船天気予報アプリ

様々な天気予報アプリがAppleストアからインストールできます。かわいいマスコットキャラクターが登場するもの、事細かに設定できる高機能のもの、千差万別ですが、しかし、肝心の予報の精度はどうでしょうか。しかし、今一つ当たらない、と感じている人も多いはずです。午後から雨が降るというから、傘を持ってきたのに、結局、雨が降らなかった、ということもあれば、その逆で、一日中、晴れているというから洗濯物を干して、傘を持たずに出てきたのに、雨が降ってきて、悲惨な目に合った、という人もいるはずです。そういった、アプリに振り回された経験のある方々におすすめしたい「eWeather」を今回、ご紹介したいと思います。

「eWeather」の特徴

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天気予報をやっている組織を問われて、みなさんはどこを思い出すでしょうか。国の機関である気象庁が代表的な存在ですが、民間の気象情報提供会社として、ウェザーニュース、ウェザーマップ、日本気象協会、ライフビジネスウェザー、日本気象株式会社も気象予報を行っています。それぞれの会社ごとにより正確な天気予報情報を提供できるように競い合っており、たまに、会社ごとに予想が違うときがあります。少し天気予報とは違う例ですが、桜の開花予測を巡って気象庁とウェザーニュースどっちが正しいかを競い合っている時期がありました。2000年代後半、両者の予想に大きな隔たりがある年もありましたが、結果としては、ウェザーニュースの方が概ね正しかったように記憶しています。そして、2010年に「気象の応用情報の業務は民間事業者に任せる」として、気象庁は桜の開花予想自体やめてしまいました。気象庁の場合“政策の見直し”ですが、民間企業者にとってはサービスの打ち切り以外のなにものでもありません。そういった自体にならないように民間の気象情報提供会社も頑張っていますが、残念なことに予測を外すこともあるのです。そして、その外れた情報がアプリにも反映されるため、アプリ利用者に振り回されてしまう、というわけです。そこで「eWeather」の開発者は考えました。“天気予報が外れることもあるので、一社からの天気予報だけでは不安だ。二社の情報を使おう”と。ということで、「eWeather」は二社からの天気予報をチェックできるようになっています。

「eWeather」のおすすめポイント

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「eWeather」の特徴でも紹介しましたが、「eWeather」は二社からの天気予報をチェックできます。その二社がポイントで、両社ともに日本の気象情報提供組織ではありません。具体的にはフィンランドに本社がある“FORECA”とアメリカの“U.S Weather”です。どちらも日本で開発されたアプリでは通常は使われない気象情報提供会社ですので、元から入れていたアプリも含めると三社の情報を見比べて、その後の天気を創造することができるようになります。ちなみに、FORECAは、日本国内での知名度は低いですが、全世界で展開しており“その国の気象予報情報提供会社より正確では？”とインターネットで言われることもあるくらい正確な情報を提供することで知られています。

「eWeather」をインストールして気が付いたこと

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やはり、というべきか、当然と言うべきか、二つの天気予報サービスの予報に差がありました。また、びっくりしたのは現在の風向きや風の強さも異なっていました。でも、よくよく考えればそれぞれ別の観測施設を使っている、つまり同じ東京都でも、観測地点が違うため、この結果も当然、なのでしょう。どちらの方が、より自分の生活圏に近い情報を提供してくれているのか、見極める必要がありそうです。

「eWeather」まとめ

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二つの天気予報を見比べることで、より正しい天気予報を自分で判断する、という「eWeather」のコンセプトに納得できる方には、迷わずおすすめいたします。ただ、もう一つお伝えしておきたいのは、片方の予報だけを使うこともできますので、高い精度を誇る“FORECA”のみを使う、というのも可能です。今のお天気アプリの情報がイマイチという方にも、その実力を味わっていただきたいと思います。