福本伸行先生のファンに朗報です。「アカギ 闇に降り立った天才」がアプリで読めます!
福本先生の作品は、ギャンブルを中心とした作品が中心です。また、既存の賭け事のルールにこだわらず独自のギャンブルを生み出しているのが特徴です。
作中では人間の裏の本性を中心とした過激な心理描写があり、また、強烈な個性の持ち主のキャラクターがたくさん出てきます。
独自の作画、そして、世界観で数多くの読者を魅了しており、マネーをめぐって極限のバトルを繰り広げます。
賭ける「お金」がない場合は自分の「命」さえも賭けて賭博に挑む描写は目を見張るものがあります。
福本先生の代表作として「新黒沢 最強伝説」、「賭博覇王伝 零」、そして、映画化した「カイジ」などがあります。
他にも福本先生の作品は数多くありますが、その中でも今回紹介する「アカギ 闇に降り立った天才」は文句なしの不朽の名作です!
この作品は「天 天和通りの快男児」から派生した麻雀漫画です。伝説の雀士であり、天才的な勝負強さを見せる「赤木しげる」の少年期(13歳~)が描かれております。
それでは、序盤だけではありますが「アカギ」の魅力を紹介したいと思います。
物語は、場末の雀荘から始まります。ここで、「南郷」という借金まみれの男がヤクザと賭け麻雀をしていました。
負ければヤクザたちに命を取られる…そんな、絶望的な状況で南郷の敗色は濃厚になっていきます。そんな時、ずぶ濡れの白髪の少年が雀荘に迷い込んできます。
画像:著者撮影
黒髪であるはずの髪は既に白くなっており、ただならぬ雰囲気を醸し出しています。
白髪の少年の来訪で雀荘の空気が一気に変わります。この少年こそが後に天才雀士と称される「赤木しげる」です。何故、「アカギ」はこんなにずぶ濡れなのでしょうか。それは、不良仲間と車を使ったチキンレースをしており、崖から海に車ごとダイブしたためです。警察騒ぎとなったため、アカギはこの雀荘に逃げこんできました。
なぜ、アカギは雀荘を逃げ場に選んだのでしょうか?他にも逃げ場は沢山ありそうなものですが…。
ともあれ、アカギがこの雀荘で「麻雀」に出会うことで全てが始まります。
顔つきは少年のあどけなさを残しているが…
画像:著者撮影
内面は大人顔負けの胆力と才気、精神力、天才的な勝負強さを持ち合わせています。
雀荘に蔓延している殺伐とした空気を感じ取ったのか、南郷の置かれている状況を知るはずもないアカギが南郷の心境を一発で看破しています。
アカギの才気を感じとった、南郷がアカギに助けを求める…
画像:著者撮影
自分の命がかかっているにもかかわらず、南郷は自身の勝負をアカギに託します。
この決断は傍から見ると滑稽なものに感じるでしょう。
麻雀のルールを知らないわずか13歳の少年に自分の命がかかっている勝負を託すなんて正気の沙汰ではありません。しかし、アカギの才気を感じ取った南郷はワラにもすがる思いでアカギに麻雀を打たせます。
この決断は正しいものへと昇華していくか!?
画像:著者撮影
麻雀を打ち始めて数刻…初めて麻雀を打つはずのアカギが玄人顔負けの打ち方をしていきます。
ろくに役も知らないアカギがこの数時間で常人とかけ離れたスピードで麻雀を習得していく描写がとても印象的です。この場末で行われた、たった数局の麻雀でアカギは天才雀士としての道を歩むことになります。本郷の命はこの天才にかかっています。
いくら、アカギが人並み外れた才気を持っていても麻雀のルールはまだ把握しきれていません。はたして、本郷の命はどのような運命を辿るのでしょうか。
この後、「アカギ」は数多くの修羅場をくぐり抜け裏社会の伝説を築き上げていくでしょう。この漫画は時には、目を覆いたくなるようなバイオレンスな描写が出てきて、あなたをハラハラさせるようなこともあります。
しかし、アカギはそんなあなたのハラハラをあざ笑うかのように窮地を切り抜けていきます。
天才博徒「アカギ」
今回紹介したアプリはお手軽に「アカギ 闇に降り立った天才」が読めます!