- ドローンとはいったい何?簡単におさらい
- 本番前に!ドローンを疑似体験できるアプリ3選
- いざ実践!ドローン操縦時に便利なアプリ3選
- プロ向け仕様!計測撮影・測量「DJI GS Pro」とは?
- 専用アプリがあれば初心者からプロまで楽しめる(まとめ)
目次
ドローンはラジコンヘリコプターの進化版であり、操縦を教える学校が作られたり、資格を認可する一般社団法人ドローン操縦士協会ができたりと静かな広まりをみせています。
そこで今回はドローンについての基礎知識に始まり、疑似体験を可能にするオススメのアプリから、飛行する際、手助けをするアプリまで紹介します。
ドローン初心者の方から、購入を計画中の方、さらにはプロとして活動される方までを対象としているので、興味のある人は参考にしてみてください。
画像出典:著者撮影
ドローンとはいったい何?簡単におさらい
ドローンとは無人航空機のことで、戦闘用や産業用、おもちゃ用まで幅広い物を指します。
私たちの身近にあるドローンはラジオコントロール飛行機のことで、ラジコン専門店やおもちゃ屋などで購入できます。
複数の回転翼により離陸・推進を行うもので、その操作にはプロポと呼ばれるコントローラーを使用します。
ドローンでできること
ドローンはヘリコプターのように音を立てず、価格も安いため、空撮を行う際は主流のツールです。
また遠隔操作が可能な上、コストもかからず、ラジコンヘリコプターよりも安定した飛行ができるため、農薬の散布など農業の世界でも活用されています。
さらに日本では実用化はまだまだ先の話ですが、宅配業界からも配達の手段として注目を集めています。
最近では用意されたコース内を誰がより速いタイムで飛行できるかを競う競技、レーシングドローンまで登場しています。
ドローンの種類や価格相場
一般市場で入荷能なドローには、大きく分けて2つの種類があります。
多くの方がドローンと呼ぶ回転翼により離陸・推進を行うマルチコプタータイプと、固定翼で飛行機のように飛行するタイプがあります。
マルチコプタータイプには、トライコプター(3枚翼)やクアッドコプター(4枚翼)など回転翼の数により名前がついており、回転翼の数が増えるほどに飛行中の機体が安定します。
反面、回転翼の数だけモーターが内蔵されており、重量が増し、価格も高くなります。
そのため、トライコプターやクアッドコプターが初心者向けのドローンとされます。
ドローンの価格相場は?
ドローンの価格相場は200万円以上するプロ仕様の機体から、1万円ほどのトイドローンまで幅広くあります。
初心者の方が購入するなら、5万円前後の物がオススメです。現在は5万円前後でも高機能のドローンが購入できます。
こうしたドローンで腕を磨き、価格を上げていくことをオススメします。
本番前に!ドローンを疑似体験できるアプリ3選
こちらではドローンを購入しようか迷っている方、いざ買ってみたが操作が難しくて練習したい方などに向けたシミュレーターアプリを紹介します。
実際の操作に近い感覚で疑似体験できるシミュレーターアプリです。ぜひ試してみてください。
Quadcopter FX Simulator|クアドコプターFXシミュレーター
画像出典:https://itunes.apple.com/jp/app/quadcopterfx-simulator/
Quadcopter FX SimulatorはRC飛行機愛好家のために設計されたフライトシミュレーターアプリです。
ドローン初心者の方やこれから購入する方にオススメのアプリになります。
実際に4つの回転翼で推進、離陸を行うクワッドローターの物理モデルを使用して設計されているため、ドローンの操作性はリアルに近いものがあります。
カメラモードに切り替えがあるので、FPV(ファーストパーソンビュー)に慣れない方にもドローン操作の練習がしやすいアプリです。
GoogleのダンボールVRの使用による没入感、ビルなどの遮蔽物による操作性の変化、ドローンが受ける風の影響を設定できるなど、フライトシミュレーターとしての機能が充実したアプリです。
Electric RC Sim|エレクトリックRCシム
画像出典:https://itunes.apple.com/jp/app/electric-rc-sim/
Electric RC Simはマルチコプターシミュレーターで、ドローンを含めたRC飛行機のフライト操作を手軽に楽しめるアプリです。
かなり本物のRC飛行機に近い操作感覚のため、ドローン操作を学びたい方、これから始めたい方、購入を迷っている方にオススメのアプリです。
Electric RC Simは実際のRC飛行機と同様に飛び立つところから練習が必要で、この点からすでにすごくリアルなドローン操作を感じることができます。
あくまでもドローンを含めたRC飛行機のフライトシミュレーターのため、操作ミスによる墜落や障害物に衝突しても安心です。
モーターやプロポ選びなど細かな設定もリアルに作られており、ドローン初心者の方にはぜひ、試していただきたいアプリです。
ドローンの達人
画像出典:著者撮影
ドローンの達人は本格的な3D視点を体験しつつ、ゲームをこなすアプリです。
簡単操作でドローンアクションを楽しめるフライトシミュレーターとなります
学校机を積み重ねて作られた要塞を抜けたり、プールでおぼれる人をレスキューしたりと、3D視点のドローン操作を楽しむゲームアプリです。
アプリ内のドローンに取り付けられたフックやシャベルなどジョイントを使い、与えらえたミッションをこなしていきます。
またアプリ内にはランキングも公開されており、やり込み要素も盛り込まれています。
しかし実際にドローンを操作する感覚とは違いを感じる部分が多々あり、あくまでもミッションをクリアして楽しむ3D視点のアプリゲームになります。
隙間時間の気分転換や暇つぶしに最適なドローンアプリです。
いざ実践!ドローン操縦時に便利なアプリ3選
こちらではドローン操作に慣れている方に向けた便利アプリを紹介します。
個人的な趣味に活用したい、仕事に活用したいなどさまざまな要望に応えるサポートアプリです。
AirMap ドローン操縦者・パイロットアプリ
画像出典:著者撮影
AirMapは交通情報を取得し、無人偵察機や無人航空機への航空データ提供を行うマップアプリです。
安全にドローン操作&飛行を行う際に知っておきたい空域規則情報をお知らせします。
その範囲は日本をはじめとして、カナダ、ドイツ、ニュージーランド、イングランド、アメリカと幅広くサポートしており、各所でのドローン飛行を安全にサポートします。
AirMapはズーム&パーン機能や複数のマップを提供をしており、あなたにとって使いやすく、見やすい状態でのマップ表示が可能です。
さらにあなた自身のプロフィール登録、飛行経路の計画、近くで飛行中の有人飛行情報をリアルタイムで取得できるなど、ドローンの安全な飛行をしっかりとサポートする情報が充実しています。
ドローンフライトナビ - 飛行制限確認地図
ドローンフライトナビはRC飛行機などを操作する際、飛行制限のある区域を簡単に確認できる地図アプリです。
空撮はもちろん、肥料散布や宅配、遊びなどでドローンを飛行させる際のお共にオススメのナビゲーションアプリになります。
確認できる情報には小型無線機などの飛行禁止法や人口集中地区の確認、空港・ヘリポート、自衛隊基地の位置など幅広い内容をサポートしています。
また住所検索日の出日の入りなど、生活を便利に送る際にも活用できる機能があります。
3D TOUCHにも対応することで、現在地の確認などを素早く行えるため、ドローンの飛行操作を快適に行える作りと言えます。
アプリ上の地図は安全なドローン飛行が楽しめるよう、区域による色分けがされており、情報が見やすく確認しやすい作りになっています。
DroneDeploy|ドローンデプロイ
画像出典:著者撮影
DroneDeployはモバイル端末とドローンを使用したマッピングアプリです。
ご自身のドローンを使い、マップを調査。そのデータを世界中のDroneDeployユーザーと共有できます。
また安定した自律飛行を可能にし、データキャプチャを行えるアプリです。
DroneDeployは個人的なマッピングから、距離や面積、標高といった土地測量など幅広い使い道が可能です。
対応するドローンはMavic Pro、Phantom4 Pro、Inspire2など10機種で、プロでも満足できる高機能な機種が揃っています。
高度やカメラ設定などのパラメータのカスタム調整やドローン飛行中に低解像度の2Dマップ生成&表示ができます。
さらにdronedeploy.comで画像処理・分析を行うことにより、3Dマップの生成もできる優れモノです。
プロ向け仕様!計測撮影・測量「DJI GS Pro」とは?
画像出典:https://itunes.apple.com/jp/app/dji-gs-pro/
最後にプロ向けの定番飛行サポートアプリのDJI GS Proを紹介します。
DJI GS Proはドローンの自動飛行を制御する際や飛行計画を設計する際に便利なiPad専用の高解像度アプリです。
複雑な飛行計画も数タップで設計できるため、快適なドローンによる空撮や測量を行う際にオススメです。
またDJI GS Proの充実した撮影機能は、事前に設定したポイントにて自動で空撮を行う機能も備えています。
さらにバーチャルフェイス機能を使うことで高度や速さを固定し、指定したエリア内での飛行を安全なものに変え、航空写真の撮影や農薬の散布、捜索救助など幅広い用途で活躍します。
なおバーチャルフェイス機能は設定した仮想フェンス内に航空機などが近づくと、自動で飛行中のドローンにブレーキをかけ、飛行区域内にとどまるように命令します。
豊富で使いやすい計測撮影・測量機能や安全面への配慮からもDJI GS Proは、オススメのプロ仕様ドローン飛行サポート用アプリになります。
専用アプリがあれば初心者からプロまで楽しめる(まとめ)
今回はドローンアプリを厳選して7つ紹介しました。
初心者向けのドローン操作シミュレーターから地形などをマッピングするアプリ、飛行可能区域を確認できるものまで幅広く押さえました。
本格的なドローンとなれば決して安くないので、操作の難しさや墜落時の故障など不安な部分が多々あります。
今回紹介したドローンアプリを活用することで、初心者特有の不安を解消できるでしょう。
またプロ・セミプロの人は、円滑なドローン操作のサポートに利用してみてください。