白黒写真が熱い!写真加工アプリで目を引く撮り方とおすすめアプリは?
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今や写真はカラーが当たり前の時代。デジカメやスマホで誰でも簡単に写真が撮れるようになり、写真は私たちの生活の中でより身近なものになりました。
そんな中、最近、白黒写真が注目され、再び人気を集めています。もちろん、昔ながらのフィルムカメラで白黒写真を撮る愛好家も多いですが、フィルムカメラがなくても写真加工アプリを使えば、iPhoneでも簡単に白黒写真を撮ることができます。
ここでは、白黒写真の魅力とは一体なんなのか?白黒写真に映える被写体5選、おすすめアプリ3選を紹介します。
画像:著者撮影
どのような白黒写真が目を引くの?
「白」と「黒」だけで表現する白黒写真は、すべての写真の基礎となるシンプルなものです。
しかし、そこにグレーの階調が含まれることも忘れてはいけません。それが作品にメリハリを与えて立体感が生まれ、光と影を強調してくれます。
また、シンプルであるがゆえに、「昔」とか「古い」という一般的なイメージとは裏腹に、人はカラー写真にはない独特の趣、奥深さを見出し、「哀愁」「回想」「レトロ感」「アート」「お洒落」という感じを抱きます。
色が少ないということは、カラーに比べていかに情報量が少ないかということにもつながります。それをどう上手く伝えることができるか、アングルや光の量・方向を考えながら撮るのが白黒写真の楽しみでもあり魅力です。
こうしてできあがった写真を人は、被写体の本来の色や硬さ、触感など分かろうとして、カラー写真の時以上に興味を持ち、時間をかけてゆっくりと想像力を働かせながら見ます。
白黒写真には、そんな「魔法」のような魅力があります。
これは使える!白黒写真に映える被写体5選
形がはっきりしているもの
白黒写真はカラー写真と違って「白」と「黒」が基調なので、凸凹があるものや奥行きがあるもの、形がはっきりしているものは被写体に適しています。それは、被写体に当たる光の角度や方向によって、陰影がつきやすいからです。
たとえば、犬や猫は被写体として非常に魅力的です。何気ない仕草や表情、毛並み、目の輝きなど、アングルや光の角度が少しでも変われば趣が違って見えるうえに、被写体はなかなかじっとしていてはくれないので、シャッターチャンスはほぼ無限にあると言っても良いでしょう。
物言わぬ犬や猫の感情を汲み取ろうとして、見る人はとても興味をそそられます。
あえて目線を外した人
人物は表情や体の動きによって、特徴的な写真を撮ることができます。
表情ひとつとっても、笑った顔、怒った顔、はにかんだ顔、悲しげな顔、泣いた顔など、さまざまな瞬間があります。また、その目線がカメラに向けられているのか、それとも外しているのかによっても印象が違って見えます。
特に被写体があえて目線を外していると、まるでカメラの存在に気が付いていないような錯覚を生み、そこにミステリアスな雰囲気も加わって、見ている人の興味をそそります。
誰もいない海辺
海を題材とした美しい写真はたくさんあります。しかし、人物や建物が一緒に写っているだけで、見る人にはどこなのかを判断するヒントとなり、本来、写真で表現したかったことを伝えることが困難になるかも知れません。
それに比べて、誰もいない海辺は、人物や建物など一緒に写る物が他にないことで、写真の本質に集中することができます。そして同時に、見る人はどこの海なのか知ろうと想像をめぐらせ、興味を抱きます。
部屋のインテリア
スタンド、ソファー、肘掛け椅子などの西欧インテリアはもちろん、和箪笥や階段箪笥、鏡台、文机などの和家具も、とても良い被写体になります。
カラーならインテリア雑誌に載っているような写真を撮ることも可能です。それに比べて白黒写真の場合は、よりモダンなニュアンスを引き出すことができ、人によってイメージすることが異なるために、とても印象的で、芸術的に感じられる要因となります。
車や人通りの多い道
車や人通りの多い道は、被写体が重なり合うことによって生じる光と影、コントラストが生まれて、メリハリの効いた奥行きのあるニュアンスを引き出すことができます。
また、シャッタースピードよりも車や人の動きの方が速いことで生じるブレは、より現実味を帯びた臨場感を表現することができます。
目を引く白黒加工ならお任せ!おすすめアプリ3選
白黒専門のアプリなら「BLACK - B&W Film Emulator」
画像:著者撮影
「BLACK - B&W Film Emulator」は、白黒写真専門のアプリです。実際のアナログ白黒フィルムをエミュレートしたフィルターを通すだけで、本物の白黒写真のように仕上げることができます。
使い方はとても簡単。アプリを起動したらまずカメラロールから写真を読み込み、左右にスワイプして全部で10種類ある白黒フィルムのフィルターを選ぶだけです。
完成した写真は、iPhoneのカメラロールに保存したり、SNSで友人と共有することができます。
また、アプリ内課金120円を払うと、フェード、トーンカーブ、ビネットの3種類のエフェクトを使って微調整ができるようになります。
アナログ白黒フィルムのプリセットは、以下の10種類(アプリ内表示順)
- KODAK TRI-X 400
- LOMOGRAPHY LADY GREY 400
- FUJI NEOPAN 400
- SHANGHAI GP3 100
- ILFORD HP5
- AGFA APX 400
- TURA P400 (EXPIRED 2002)
- PATERSON ACUPAN 800 (EXPIRED 1999)
- FUJIFILM FP-3000B (EXPIRED 2013)
- ORWO N15
いろんなポーズでかっこいい白黒自撮り写真をおさめられる「Selfissimo!」
引用元:https://itunes.apple.com/jp/app/selfissimo/id1300685851?mt=8
「Selfissimo!」はGoogleのAI技術を結集して作られた、インカメラで連写ができる白黒専用の自撮りアプリです。
アプリを起動するとすぐにインカメラが起動して撮影開始です。あたたが止まった瞬間に自動でシャッターを切るので、他のアプリのように自分でシャッターボタンを押したり、セルフタイマーを使ったり、または、自撮り棒を使ったりする必要がありません。
この仕組みを利用すれば、なかなか静止してくれないペットと一緒に撮ったり、みんなで集まって記念撮影をする場合などにも便利です。
撮影中にいい写真が撮れると、画面中央に「Fabulous」「Good」「Excellent」などあなたのポーズをほめる文字が表示されるので、気分が良くなっていつまでも撮り続けてしまいそうになります。
画面をタップすると撮影は終了。撮った写真は個別、または全体をiPhoneのカメラロールに保存したり、SNSで友人と共有することができます。
フィルムのような風合いを表現「Feelca B」
引用元:https://itunes.apple.com/jp/app/feelca-b/id1164423068?mt=8
「Feelca B」は、今回紹介する3つのアプリの中で唯一の有料アプリです(120円)。
撮影できる残り枚数を感じながら一枚一枚丁寧に撮ることによって、フィルムカメラを使っている時のような感覚を経験することができるアプリです。
アプリを起動したら、はじめに24枚と36枚のいずれかを選択し写真を撮ります。
このアプリに編集機能は含まれていませんが、手動フォーカスダイヤルを傾けることで、光に応じて異なるニュアンスを演出することができます。
撮り終わったフィルムロールは簡単に管理することができます。また、短いタイトルやキャプションをつけてポラロイドのような写真を作成し、SNSで友人と共有することができます。
目を引く白黒写真は味わい深いほど興味をそそります
白黒写真は撮影するシーンや被写体によって、味わい深い趣を生み、見る人の興味をそそります。
今回ここで紹介した、白黒写真に映える被写体やおすすめアプリを参考にして、白黒写真の魅力に触れ、ぜひ自分なりの撮影方法を見つけてみてください。
あなたもプロ顔負けのカッコイイ白黒写真が撮れるかも知れません!