自由に背景を白くしたり消したりする写真加工のやり方&お勧めアプリ4選
-
この記事をシェア
-
- 自由に加工したいなら背景は「消してしまう」のがコツ
- いらない背景を消したら別の背景と合成すると面白い
- 背景を消したいとき・背景を合成したいときに便利な写真加工アプリ2選
- 背景を白に変えられる写真加工アプリ2選
- 思い通りの写真を作りたいなら背景を思い切って消すのがコツ!
目次
写真編集の代表的なテクニックの一つである、合成写真を試したことはありますか?
遊び心で作り出すものから、芸術性を重視して作り出すものまで、いろんな趣旨の合成写真があります。
いかに自然で本物らしい合成写真を作り出すかを追求してみると、意外と奥が深いものです。
その点、見るからに合成写真と分かる、ギャップのある一枚を作り出すのは簡単に思えるでしょう。
しかし実際には、色や光、構成を考え抜いた結果、インパクトのある合成写真が誕生します。
意外とこれも奥が深いのです。
合成写真の魅力に魅せられた人の中には、いかに合成なしで、合成写真風な写真を撮れるかに挑戦したりもしています。
確かに、合成加工は時間がかかるので、手が出ないと悩む人もいるでしょう。
ちょっとしたコツと、その面白さを以下に紹介するので、合成写真に挑戦するきっかけにしてみてください。
手間がかかる合成写真加工が簡単にできる、背景を自在にコントロールできるアプリも紹介していきます。
自由に加工したいなら背景は「消してしまう」のがコツ
合成写真に最低限必要なのは、背景の画像と、レイヤー、つまり背景に重ねたい画像です。
この2つのうち、主に加工が必要なのはレイヤーがある画像です。
このレイヤーをいかにきれいに切り抜くかによって、合成された写真の仕上がりが変わってきます。
レイヤーをきれいに切り抜くためには、そのオリジナルの背景を丁寧に消す、というのがカギとなります。
さらに言い方を変えると、背景の透過処理をする、ということです。
そうすると、どんな背景にも映しこみやすいレイヤーが出来上がります。
パソコンで写真編集ソフトでこの作業をする場合は、レイヤーの輪郭を丁寧になぞらないといけません。
後に紹介しますが、合成写真のためのアプリなら、レイヤーを予想してきれいに切り抜いてくれるものもあります。
あとは消しきれなかった部分を拡大鏡で見ながら修正するだけです。
背景を消さずに合成できるアプリもありますが、レイヤーを切り抜く手間を惜しまないほうが、仕上がりがきれいです。
いらない背景を消したら別の背景と合成すると面白い
合成写真の魅力は様々ですが、レイヤーと背景の面白い組み合わせの例をいくつか挙げてみましょう。
お城を背景に、着物姿でタイムスリップ
背景のお城も、着物姿のレイヤーも白黒やセピア色にすれば、タイムスリップ感がアップします。
観光名所を背景に、旅行気分
願っても行けない観光地に行った気分になれます。
旅行先でカメラが壊れてしまったときは、思い出の写真がなくて寂しいものです。
行った先の画像を手に入れて、旅行仲間のレイヤーを重ねてみましょう。
すてきな思い出の写真のできあがりです。
「ありえない」を実現させる
ライオンの隣りに寝そべる、水の上に座る、雲の上を歩くなど、実際にはあり得ないけどやってみたいことができます。
空に浮かんだ家、街を歩く巨人など、ファンタジーな世界観も作り出せます。
写真を撮ってくれた人を写真に入れる
カメラマンの役回りをしてくれた友達を、ナイスショットにはめ込むことができます。
集合写真に入れなかった欠席者を合成することもできます。
背景を消したいとき・背景を合成したいときに便利な写真加工アプリ2選
手軽にレイヤーの背景を透過し、別の背景と合成できるアプリを2つ紹介します。
簡単に手順を説明するので、参考にしてください。
各機能を把握すれば、あとは自由自在に消したいものを、きれいに消せるようになります。
やり直しが何回でもきくので、気楽な気持ちで挑戦してみましょう。
合成写真 PhotoLayers
レイヤーの背景を比較的簡単に透過できるアプリです。
編集用のアイコンが大きく、表示内容も端的に分かりやすいデザインになっています。
手順
- 「画像を追加」からアルバムを選択し、カメラロールからレイヤー様の画像を選択。
- 大まかな画像切り取りをしたら「完了」をタップ。
- 次の画面で、ハサミのアイコンをタップすると、消しゴム機能が起動。
- 消したい背景を、自動や手動、色別に消していく。
- チューニングのアイコンを選んで、境界線のぼかし具合などを調整。
- 「保存」する。
- 「背景画像」からアルバムを選択し、今度は背景に使いたい画像を選択。
- レイヤーの大きさや位置を決めたら「保存」で完了。
写真切り抜き 透過スタジオ
残したい部分を大まかにマーキングすると、自動認識で不要な部分を透過してくれます。
要領をつかむまで練習が必要ですが、いろいろ試してみて結果を見るのも楽しみの一つになります。
手順
- 「新規」を選択するとカメラロールが開くので、レイヤーにする画像を選択。
- 画像を大まかに切り取る。
- スライダーをプラスにして、残したい画像を大まかになぞると、それ以外が自動認識で消える。
- スライダーをマイナスにして、消したいところを大まかになぞると、その部分が消える。
- 消しゴム機能や、修復機能を使ってきれいに仕上げたら「次」へ。
- レイヤーの境界線ぼかしはこの時点で調整する。
- 背景を選んで、透明、カラー、画像から好きなのを選択。
- レイヤーを配置したら「保存」して完了。
背景を白に変えられる写真加工アプリ2選
透過したレイヤーを使う以外にも、背景を白にして保存すると、後の合成加工が楽な場合もあります。
次に、背景を白にできるアプリを2つ紹介し、その作業手順を簡単に解説します。
どちらにも共通するのが、消したい部分が指で隠れないように配慮されている点です。
上記のアプリを含めすべて無料なので、実際に試してみてから自分が操作しやすい、お気に入りアプリを選んでみてください。
合成写真 合成スタジオ
背景の色が14色から選べる合成写真アプリです。
手順
- 「新規作成」を選択。
- カメラロールから、あるいはカメラ機能を立ち上げて、レイヤー用の画像を用意する。
- ハサミのアイコンをタップ。
- 自動や手動など、いろんな消し方を駆使してレイヤーをきれいに切り取る。
- 同じ画面で、境界線ぼかしや影の追加などの編集をする。
- いったん「保存」。
- 「背景画像」から「素材」を選択。
- 14色から白を選択。
- レイヤーを調整して配置したら、再度「保存」して完了。
背景透過
Instagramなどでフォローすれば、多種類の背景デザインの中から好きなものが使えます。
手順
- 画面左上のアイコンをタプしてカメラロールに入り、レイヤーにする画像を選択。
- 「切り取り」で大まかに切り取る。
- 「削除」から入って、色ごと、手動消しゴムなどで背景を消していく。
- 「背景」を選ぶと、カラーの選択ができる。
- Instagram、Facebook、Twitterいずれかでフォローすれば、背景にカラーを入れられる。
- 白を選択。
- 完成したら「保存」。
思い通りの写真を作りたいなら背景を思い切って消すのがコツ!
合成写真には縁がないと思っていた人にも、少しは興味を持ってもらえたでしょうか?
シャッターを押すだけで納得のいく写真が撮れるに越したことはありません。
しかし、万が一納得がいかないものができてしまっても、背景を消すアプリを使った写真加工ができるという安心感があるのは嬉しいものです。
「背景を消す」という大胆な手法があることを覚えておきましょう。
その作業にさえ慣れれば、合成加工することが楽しくなってくるでしょう。
思い通りの写真を作るだけでなく、メッセージ性の強い写真や、遊び心満載の写真などを作って、いろんな可能性を追求してみてください。
※紹介している無料アプリは一部無料を含みます。