Apple WatchでAlexaを動かせるVoice in a Canとは?便利な活用法はコレ!

Apple WatchでAlexaを動かせるVoice in a Canとは?便利な活用法はコレ!

ドットアップス編集部
最終更新日 2018/7/23 15:52
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    目次

  1. 「Voice in a Can」とはどんなアプリ?
  2. Voice in a Canの便利な使い方
  3. iPhoneで使えるAlexa対応アプリもご紹介!
  4. Apple WatchでもっとAlexaを便利に!

昨今、スマートスピーカー人気が加熱しています。AmazonはAI「Amazon Alexa」を搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズを販売していますが、スマートスピーカーの弱点は「その場にいないと指示出しができないこと」です。

スマートスピーカーをさらに便利に使うためにはその場にいない時でも指示出しができると良いのですが、その需要にぴったりのアプリが配信されました。それがApple Watchで使用できるアプリ「Voice in a Can」です。本記事では「Voice in a Can」について解説しながら、「Amazon Alexa」「Amazon Echo」にも触れていきます。

画像引用元:https://itunes.apple.com/jp/app/voice-in-a-can/id1339696720?mt=8

「Voice in a Can」とはどんなアプリ?

「Voice in a Can」は、Apple Watchを介してAmazon開発のAI「Amazon Alexa」にアクセスできるアプリです。ただAmazonが開発したアプリではなく、サードパーティ製のアプリとなっています。「Voice in a Can」単体では音楽の再生やポッドキャストの再生などはできません。あくまで「Amazon Alexa」対応のスマート家電などへの指示出し用として使うことになります。「Voice in a Can」を使いこなすならAmazon Echoシリーズと連携するのが良いでしょう。

Voice in a Canの便利な使い方

Apple Watchで使う「Voice in a Can」ですが、具体的にはどのようなシーンで使われることが想定されるのでしょうか。アイデアをまとめてみました。

外出時に家電の電源をスマートに切る!

Amazon Alexaに対応したスマート家電であれば、たとえ外出時でも「Voice in a Can」に話しかけるだけで電源を切ったり入れたりできます。家電一式をスマート家電で揃えてしまえば、ほぼすべての家電を声で操ることが可能になります。エアコンがつけっぱなしだったかも、などということがあっても心配ありません。これで日々の小さいストレスから開放されそうです。

帰宅時にiPhoneを出さずにスマートホーム機能が使える!

いつでもスマート家電に命令できることから、帰宅時も快適になるでしょう。例えば家に着く10分前にエアコンの冷房をいれておく、お風呂を沸かしておく、などです。これまでは家に帰ってからEchoに話しかけなければいけませんでしたが、iPhonedでAlexaアプリを開く必要すらなくなります。私たちが普段している腕時計はわざわざポケットから時計を取り出す手間を省くために生まれたものですが、時代が進んだ今でもポケットからスマホを取り出して時間を見るより腕時計を見た方が早いのは変わりません。スマート家電への指示出しも、Apple Watchでスマートに行いたいものです。

iPhone使用中に使うのもおすすめ

iPhoneを使っている途中でも、スマート家電に指示出しをしたい時があります。特にAmazon Echoは何でもできるので話しかける回数が多くなりがちです。自宅でAmazon Echoが置いていない部屋にいてEchoに話しかけたい時でも、Apple Watchに話しかけることで指示出しができます。

iPhoneで使えるAlexa対応アプリもご紹介!

「Voice in a Can」の他にも、Alexaに対応しているアプリがあります。必須アプリから上級者向けまで、3つのアプリを紹介します。

これがないと始まらない!「Amazon Alexa」

画像:著者撮影

Amazon Echoが家に届いたら、まずダウンロードしなくてはいけないのが「Amazon Alexa」アプリです。Amazon Echoの設定や管理はすべてこのアプリを介して行うため、必須のアプリになります。まずはAmazon Echoの電源を入れ、このアプリと接続しましょう。続けてWi-Fiの設定が済んだらいよいよAmazon Echoが動き出します。まずは「スキル」を登録しましょう。スキルは、iPhoneでいうアプリのようなものです。Amazon Echoにスキルを登録することで、例えば天気予報を聞けるようになったり、「豆しば」が毎日ひとつ豆知識を教えてくれたりするようになります。おすすめなのは「radiko」のスキルで、いつでも一声かけるだけでラジオを流してくれるようになります。また、Amazon Echoとの会話はこのアプリに記録されます。自分がなんと話しかけて、Amazon Echoがそれをなんと聞き取ったのか、それはこちらの意図したとおりの正しい聞き取りだったか◯×で選択する、などが記録されます。◯×選択は必須ではありませんが、AIの知能向上のためにもぜひフィードバックをしてあげましょう。次の項で詳しく紹介しますが、「Amazon Music」を利用している場合はこちらのアプリでも再生記録を確認することができます。

Amazon Alexa公式サイト

一声かけるだけでOK「Amazon Music」

画像:著者撮影

「Amazon Music」は、Amazonが提供している音楽サービスです。」Amazon Prime会員であれば無料で利用できることから「Prime Music」と呼ばれることもあります。「Prime Music」だけでも多数の楽曲を再生することができますが、上位版の「Amazon Music Unlimited」に登録することで邦楽の楽曲数がさらに増加します。Amazon Echoは、「Amazon Music」を利用することで本領を発揮します。例えば「アレクサ、集中できる曲をかけて」と話しかければ作業に向いたセットリストを流してくれます。この場合は歌詞が耳に入りにくい洋楽、クラシックなど集中力を上げるとされる楽曲、川の流れる音などの自然音、ヒーリングミュージックなどを選曲してくれるはずです。また、選曲は時間帯も考慮して行われます。「アレクサ、音楽かけて」と話しかけた場合、朝と夜とでは違うセットリストになるのです。Amazon Echoにはスマートホーム家電との連携やスキルなどさまざまなスキルがありますが、「Amazon Music」なくしてAmazon Echoは語れないと言ってもいいでしょう。ちなみに2018年3月頃、「Amazon Music」アプリ単体にAlexaが搭載されました。Amazon Echoに話しかけて行っていたことをアプリ単体で行うことができます。これでAmazon Echoを持っていない人でもアプリを入れる価値が生まれました。

Amazon Music公式サイト

自分流にカスタマイズするなら「IFTTT」

画像:著者撮影

「IFTTT」(イフト)は「自動化サービス」です。自動化サービスとは、「あるサービスのある動きをトリガー(引き金)として、他のアプリでアクションを起こす」というサービスの総称を指し、「IFTT」もそのうちのひとつということになります。自動化サービスの例としてよく挙げられるのは「「Twitterで何か呟いたら、同じ内容をFacebookに自動で投稿する」というもの。このように本来の手間より少ないアクションで実行できるのが自動化サービスの便利なところです。「IFTTT」ではこのひとまとまりのアクションをレシピと呼び、Amazon Alexaに対応しているレシピも存在します。例えば朝起きた時に「アレクサ、おはよう」と声をかけたら天気予報とその日のニュースを読み上げ、ニュースの詳細をGmailに送信する、といった具合にです。IFTTTとAmazon Alexaの連携をさらに高めるなら、スマート家電の「Philips Hue」を導入しましょう。「その日の降水確率が40%以上なら、Amazon Echoが注意を呼びかけ、Hueを赤色に点灯させる」などといった高度なレシピを利用できるようになります。慣れてきたら自分でレシピを作成することもできます。これは上級者向けですが、他人が作ったレシピを使うだけなら初心者でも簡単なので、ぜひ使ってみてほしいアプリです。

IFTTT公式サイト

Apple WatchでもっとAlexaを便利に!

いかがでしたか。「Voice in a Can」は、Amazon Echoと連携することで真価を発揮します。Apple Watchに話しかけることで家の中のあらゆるものを操作できる利便性は、一度使えば病みつきになることでしょう。スマートスピーカーだけでもハイテクですが、Apple Watchで「Voice in a Can」を使うことでさらに未来感を感じることができるでしょう。

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