幻想的できらめく星空写真を作るには?おすすめ写真加工アプリ3選とやり方
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スマートフォンのカメラ機能の進歩により、夜でもきれいな写真が手軽に撮れるようになりました。夜の被写体と言えば、何と言っても星空でしょう。夜空にきらめく無数の星々を写し取ることができれば、それだけでインスタ映えする幻想的な写真になります。
しかし、相手は自然なので、いつもうまくいくとは限りません。季節や天気、周りの環境などに写真の出来がどうしても左右されていまします。そこで写真アプリの出番です。近年の高機能な写真加工アプリがあれば、簡単な操作で星空写真を作り出すことができます。
今回は、普通の写真を美しい星空写真に変身させる3つの写真加工アプリを紹介します。
(画像:筆者撮影)
意外なシーンで使える!星空加工アイデア
(画像:筆者撮影)
星空加工と言われても、実際にどんな加工なのか、ピンときていない人も多いでしょう。言葉だけで想像すると、単に夜空の写真に星をプラスするだけのようですが、それだけではありません。夜空の写真だけでなく、さまざまな日常写真を幻想的に変えてくれるアプリなのです。
昼間のテーマパークを幻想的な空間に変えちゃおう!
例えば昼間のテーマパーク。夜まで利用できれば星空をバックにした写真が撮れますが、必ずしもそうとは限りませんし、自身の時間の都合もあるので、なかなか夜に撮影できない人も多いでしょう。
そこで、写真アプリの出番です。日の差す真っ昼間のテーマパークでも、アプリで加工すれば、夜空に星がきらめく幻想的な写真に変身します。
今ひとつだった旅先の写真をもっとムーディーに
カメラが最も活躍するレジャーと言えば旅行です。自然豊かな観光地では、都会では決して見られない広大な星空に出会えます。しかし、これをうまく写真に収めることは、そう簡単ではありません。夜の撮影は技術的にもなかなか難しく、今ひとつパッとしない写真になってしまうこともしばしばです。
こんな場合もアプリが活躍します。空はもちろん、写真全体の雰囲気も変えられるので、旅先での感動を反映した、ムーディーな写真を残すことができます。
普通の空にオーロラや流れ星を散らして異国風にアレンジ
プロの写真家が撮ったオーロラや流れ星の写真は大変美しく、見る者に感動を与えます。しかし、素人がこれらの写真を撮ることは容易ではありません。オーロラはそもそも外国の一部の地域でしか見られませんし、流れ星も都合よく見られるものではありません。
こんなに難しい写真でも、アプリで加工すれば簡単です。何の変哲もない日本の夜空にオーロラや流れ星を散らせば、まるで外国に旅行にいった時に撮られた写真のようにアレンジできます。
神秘的!星空加工におすすめのアプリ3選と加工の手順
星空加工ができるアプリは数多くありますが、中でも特におすすめのアプリを3つ紹介します。それぞれ特徴のあるアプリなので、自分の好みや目的にあったアプリを探してみてください。
フォトジェニックな綺麗な星空を作るなら「Pixlr」
(画像:筆者撮影)
最初に紹介するのは「Pixlr(ピクセラ)」というアプリです。総合的な画像編集アプリであり、星空加工はもちろん、ぼかしや色の調整、複数の写真を1つにコラージュする機能など、豊富な機能を備えています。素人の撮った写真をプロ並みのクオリティに変えることができます。
今回はこれらの機能の中から星空加工の手順を解説します。
簡単操作できれいな星空に!
(画像:筆者撮影)
まず撮影したい写真を選択します。すると、画像編集画面に移ります。この画面でさまざま加工が可能ですが、星空加工の場合は画面下に並んでいる5つのアイコンの中から、真ん中にある星マークのアイコンをタップします。
すると、アイコンの上に「オーバーレイ」という文字が表示されるので、タップしてください。ここから写真にかけられるさまざまなフィルターを選択できます。星空加工の場合は「acquest」という一群のフィルターがあるので、これを選んでください(上の画像参照)。
(画像:筆者撮影)
フィルターの種類は全部で6種類。満点の星空はもちろん、月や雲、星雲などで夜空を彩ることができます。試しに上の画像を加工してみましょう。夜に撮影した写真ですが、星は全く見えません。このどんよりとした空に「Purgatory」というフィルターをかけてみます。
(画像:筆者撮影)
見事な星空が生まれました。大変美しいですが、画面全体にフイルターがかかっているので、空以外の建物などにも星が写ってしまっています。こういう場合は、画面上の左端にある消しゴムアイコンをタップしてください。余計な部分を消すことができます。画面下にあるバーを操作すれば、フィルターの強さの調節もできます。
星空だけでなく、さまざまフィルターが用意されており、一般的な画像編集機能も付いているので、ぜひ試してみてください。
星空加工で昼間を夜空に変えたいとき「Camera360」
(画像:筆者撮影)
最初に紹介した「Pixlr」は、夜空の加工はできますが、真っ昼間の青空の加工はできません。一応フィルターをかけることはできますが、明るい空に星が瞬いていて不自然です。
そんな時に活躍するアプリが次に紹介する「Camera360」です。人物写真の編集機能が優れているアプリですが、実は強力な星空加工機能も備えています。
青空が一瞬で星空に!
(画像:筆者撮影)
早速その機能を試してみましょう。アプリを開いて任意の写真を選びます。画面下の真ん中にあるペンのアイコンをタップすると表示されるいくつものアイコンの中から、「エフェクト」を選びます。
ここから星空のエフェクトを選べますが、最初は星空加工用のエフェクトは含まれていないので、ダウンロードする必要があります。「+」アイコンをタップして、「Starry Night」というエフェクトをダウンロードしてください(上の画像参照)。無料でダウンロードできます。
(画像:筆者撮影)
「Starry Night」には全部で8種類のエフェクトがあります。今回はその中から「Nebula」というエフェクトを使ってみましょう。上の画像の青空にエフェクトをかけます。
(画像:筆者撮影)
ワンタッチで青空が夜空に変わりました。アプリが空の部分を自動で検出してエフェクトをかけてくれるので、余計な手間がかかりません。建物に微妙にエフェクトがかかっていたり、草木の色が夜にしては明すぎたりといった欠点もありますが、他の加工機能で補えるので、ここまでできれば十分でしょう。
他にも落ち着いた星空に変えられる「Orbital」や、極地でないと見られないオーロラが日本の空に現れる「Aurora」などの多彩なエフェクトを備えています。
幻想的な世界観を出したいなら「Fotor」
(画像:筆者撮影)
今回紹介するアプリの中で最も本格的な画像加工アプリです。アプリだけでなく、パソコンのブラウザで動作するヴァージョンもあり、どこでも本格的な加工や編集ができます。
星空加工でもその機能を十分に発揮しており、独特の幻想的な写真に加工することができます。
写真の雰囲気を幻想的に
(画像:筆者撮影)
アプリを開いて編集をタップし、任意の写真を選びましょう。写真を選んだら画面下のアイコンから「効果」を選びます。
さまざまなフィルターがありますが、星空加工をするにはストアから「GALAXY」というフィルターをダウンロードする必要があります(上の画像参照」。無料でダウンロードできます。
(画像:筆者撮影)
ダウンロードできたら、早速使ってみましょう。6種類のフィルターがあり、どれも個性的ですが、今回は「INTERGALACTIC」という少し派手なフィルターを上の画像にかけてみます。
(画像:筆者撮影)
このように画面全体に強力なエフェクトをかけて写真全体の印象を大きく変えられます。エフェクトの度合いは画面下に表示されるバーで調整できます。
この記事では効果をわかりやすく見せるために派手なエフェクトをかけていますが、もう少し落ち着いたエフェクトもあります。「STARLIGHT」というエフェクトであれば、画面全体に適度なエフェクトがかかり、幻想的な雰囲気になるのでおすすめです。
星空加工でフォトジェニックな写真を作ろう
星空のような風景写真はSNSでも定番ですが、光の加減などが難しく、なかなかうまく撮れません。そんな時に今回紹介したようなアプリは大きな助けになるでしょう。
3つとも無料で利用でできるアプリなので、気軽に試せるのも魅力です。SNSで注目されるようなフォトジェニックな星空写真を作りたい人は、これらの写真加工アプリをぜひ試してみてください。
※紹介している無料アプリは一部無料を含みます。