懐かしい気持ちになれる美麗なドット絵!SNKの名作アプリゲームの数々
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かつてSNKという会社が存在しました。今では「懐かしい」と思う人も多い、ドット絵をふんだんに用いた2Dゲームを多数リリースしていたゲームメーカーです。2001年に倒産してしまったものの、後継会社となっていたSNKプレイモアが2016年に商号をSNKに変更し、名実ともにSNKが再誕することとなりました。
携帯アプリゲームも端末の性能向上に伴い3Dや高解像度に対応する通常の2Dイラストを中心にした作品に移行し、懐かしい雰囲気を持ったアプリゲームが減ってしまった現代でも、同社のリリースする携帯アプリゲームでは懐かしいドット絵が楽しめます。今回は同社の作品の中から、特にドット絵を重視した懐かしい対戦格闘アプリゲーム作品をご紹介します。
■『THE KING OF FIGHTERS '98』
『THE KING OF FIGHTERS '98』は『KOF』の通称で有名な『THE KING OF FIGHTERS』シリーズの一作で、シリーズ中随一のバランスの良さから高い人気を誇っています。総勢38キャラクターの中から3キャラクターを選び格闘技大会を勝ち進んでいく作品で、明確なストーリーはないため、ストーリーを見るために特定のキャラクターでチームを組む必要はありません。1人プレイでシンプルに対戦を繰り返し、絶大な人気を誇る『KOF』の持つ面白さを堪能して下さい。
■『真サムライスピリッツ』
『真サムライスピリッツ』は1993年から展開された『サムライスピリッツ』シリーズの第2作で、シリーズ1の人気を誇る作品の携帯アプリゲーム移植版です。同シリーズは格闘ゲームとしては珍しい武器を主体にした作品で、一撃の重さや敗北すると命を落とすという演出により、刀による真剣勝負を重厚に再現しています。『真サムライスピリッツ』の特徴はストーリーにあります。プレイヤーキャラクターは異変に気づき、世界を守るため戦っていくのですが、特に『サムライスピリッツ』シリーズを代表するヒロイン・ナコルルのエンディングは評価が高く、涙するプレイヤーが続出しました。
20年前にゲームセンターでプレイした方も、今一度プレイして懐かしい思い出に浸りませんか?
■『餓狼 MARK OF THE WOLVES』
『餓狼 MARK OF THE WOLVES』は1999年にリリースされた同名作品の携帯アプリゲーム版です。SNKの代表的格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズの事実上最終作にあたり、続編の製作終盤でSNKが倒産しリリースが叶わなくなるなどの不運に見舞われ知名度がなかなか上がりませんでした。しかし、今もなお新鮮さを感じ、プレイヤーの評価が上がり続けている稀有なゲームでもあります。
その新鮮さを支えているのが美麗なドット絵なのです。円熟期を越え完成の域に至ったドット絵で描かれる戦闘シーンは派手さと緻密さを兼ね備えており、現在の他社の作品にまで影響を与え続けている直前ガード「ジャストディフェンス」を絡めたスピーディーな攻防とあいまって、むしろ緻密な3DCGがハイスピードな攻防を繰り広げる現代の格闘ゲームに近い印象を与えるほどの完成度に仕上がっています。
プレイしていただければ、あなたにもきっと「ドット絵は懐かしいだけじゃない」と思っていただけるはずです。