『対戦！ボンバーマン』はハドソン（現在はコナミデジタルエンタテインメントに吸収合併）が1983年に『爆弾男』としてPc-8801用に開発し、1985年にファミリーコンピューターでリリースされ文字通り爆発的人気を博した対戦型アクションゲーム『ボンバーマン』シリーズの無料ゲームアプリで、1人プレイモードも充実していますが、タイトル通り対戦を中心に据えた作品です。
■『対戦！ボンバーマン』のルール
ルールは網目状で構成されたフィールドを舞台に最大4人までのプレイヤーが爆弾を設置し、爆風で相手を吹き飛ばすというもの。爆風は爆弾の設置場所から縦横4方向に伸び、ソフトブロック（通路を塞ぐ障害物）やアイテム、そして対戦相手を吹き飛ばす効果を持っています。基本ルールは他のプレイヤーを吹き飛ばし、最後まで勝ち残るというシンプルなものとなっています。
爆弾が爆風に触れると誘爆するため、狙って配置すれば広いエリアを豪快に爆破することもできますが、自分の爆弾が発した爆風に触れても敗北となるため、爆弾の設置には注意が必要です。初代『ボンバーマン』以来、袋小路状態のソフトブロックを破壊するために爆弾を設置するつもりが、自分の進行方向においてしまったために逃げられなくなり、自爆してしまうプレイヤーの姿が初心者の風物詩となっています。
■アイテムを駆使して有利に戦おう
爆風でソフトブロックを壊すと、中からアイテムが出現することがあります。これらを取得することで自キャラのステータスが上限値（下記MAXパワー）まで上昇したり、特殊な能力を得たりでき、相手を攻撃したり相手の攻撃をかわしたりしやすくなります。
ステータスは爆弾保有数（同時に画面に設置できる爆弾の数）、ボムの火力（4方向への爆風が何マス伸びるか）、スピードアップ（文字通り自キャラの移動速度）の3種となっており、ゲームが進むとステータスを下げるマイナスアイテムも出てくるようになるので注意が必要です。ゲーム開始時は全員が初期ステータスで統一されるので、アイテムを集めることで優位になれるようになっています。
特殊能力はスーパーボム（爆風がソフトブロック・アイテムを貫通するようになる）、ボムキック（ボムを蹴飛ばして移動させることができるようになる）、グローブ（ボムを持ち上げ、投げることができるようになる）、バリア（一定時間ダメージを受けなくなる）、ビョーキ（一定時間操作方向が通常の逆になる）の5種となっています。ビョーキはマイナスアイテムとなっていますが、それ以外は戦略を広げる有用な能力なので、なるべく獲得しておきたいところです。
■個性的な使用キャラクター
『対戦！ボンバーマン』では使用キャラクターを選択できますが、これは多くのシリーズで見られる単なる見た目の差別化だけではなく、ステータスやスキルが設定されたシリーズとしては個性的なものとなっています。更にキャラクターにはレベルが設定されており、レベルアップによってスキルやステータスがアップするようになっています。
ステータスにはパワーアップ（設置ボム数・ボムの火力・スピードアップ）の限界値が設定されており、レベルを上げれば上げるほど有利になりやすいように設計されていますが、上記の通りステータスは対戦中にアップしていく必要があるため、レベルが高いほうが絶対的に有利とはなりにくいようにも調整されています。
あなたも今すぐ『対戦！ボンバーマン』の対戦でワイワイ盛り上がりましょう！