1600万DL突破「ポケモンコマスター」レビュー。運と戦略が鍵を握るスマホアプリゲーム
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2016年4月12日に、株式会社ポケモンからリリースされたスマホアプリ『ポケモンコマスター』。
フィギュアになったポケモンを自由に編成し、ボード上に存在する対戦相手の本陣を落とすことを目指す、2人対戦の陣取り型ボードゲームです。
『ポケモン』の名を冠した高度な戦略ゲームであり、1700万DLを突破、もうすぐリリース一周年を迎える本作。
本記事では、そんな「戦略」と「ポケモン」がぶつかり合うポケモンコマスターの魅力をお届けします。
『バックギャモン』を彷彿とさせる、運を戦術で打ち砕く戦略ゲーム
そのゲーム性は、約5千年の歴史を誇るテーブルゲーム『バックギャモン』に近いといえます。
『バックギャモン』は、盤上に存在する15個のコマを、対戦相手より先にすべてゴールさせることを競うボードゲーム。ダイスを使用した「運」要素と、ダイスの結果によって示される数多の選択肢を選び取る「戦術」要素が絶妙にマッチし、現在では世界中で愛されているタイトルとなっています。
ポケモンコマスターは、バックギャモンによく似た「ゴールを目指す駆け引き」と、ダイスのかわりにルーレット方式のバトルをうまく対戦に落とし込んで、バックギャモンの「運」と「戦術」の要素を過不足無く取り入れています。非常にカジュアルかつ奥の深い戦略ゲームに仕上がっているといえるでしょう。
レア度が強さに直結しない、自分だけのデッキを組み、育てる楽しみ
本作は、フィギュアを6体にプレートを1枚合わせた構成のデッキを作り、自分だけの編成を生み出すトレーディング要素も兼ね備えています。
個性豊かな特徴を持ったポケモンの「フィギュア」と、デッキに組み込む「プレート」の組み合わせは無限大。
各コマの『レア度』は、EX、R、UC、Cの4種類が存在するが、C、UCであっても第一線で活躍していけるようなゲームシステムに仕上がっており、よくある「低レアリティのキャラクターは基本的に活躍が不可能」といったバランスではないのもポイント。
フィギュアにはレベルが設定されており、レベルを上げることで前述した「ルーレット」を強化することもできます。
また、コマ間における強さのバランスも比較的良好。自分だけのデッキを組んで楽しめるゲームとなっています。
豊富なイベント&ランクマッチで遊びごたえは十分
リリース一周年を迎え、ますます盛り上がるポケモンコマスター。
美麗なフィギュアとエフェクトでビジュアル面は素晴らしく、深い読み合いや先を見越した戦略、そこにスパイスを与える運要素で「対戦ゲーム」としての基盤も充分。
ポケモン好き、ボードゲーム好き、対戦ゲーム好きなど、幅広い層にマッチする本作。お気に入りのポケモン達と共に、知恵比べをしてみてはいかがでしょうか?
▼『ポケモンコマスター』のダウンロードはこちら。
※記事中のスクリーンショットは、筆者が「ポケモンコマスター」のゲーム画面をキャプチャしたものです。