仮想通貨の税金とは?アプリ「仮想通貨の税金目安」で計算してみた
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画像:著者撮影
短期間で多数の利益を生む可能性のある仮想通貨。仮想通貨を使って利益が発生すると、その分は全て自分の手元に残せるわけではありません。利益には税金がかけられることになりますが、この額っていったいどの位になるのか想像がつくでしょうか。さらに利益額によっては確定申告が必要となるなど、仮想通貨と税金は関連性が高いことが特徴として挙げられます。そんな仮想通貨にかかる税金を予測するアプリ「仮想通貨の税金目安」で、現在話題のビットコインで得た利益を計算してみました。果たして、税金額は何円になるのでしょうか。
アプリ「仮想通貨の税金目安」とは?
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「仮想通貨の税金目安」は、仮想通貨で得た利益を電卓式の数字パネルによって入力することで、およその税金額を算出してくれる税金予測アプリです。仮想通貨で儲けたお金には税金がいくらかかるのか、気になる人も多いかもしれません。そんなときにはこのアプリを使用しておよその税金を把握してみてはいかがでしょうか。ちなみに、実際の税金額を算出することはできないので注意しましょう。このアプリは電卓の感覚で簡単に税金の予想額が算出できるので、素早さが重要になるトレードに活用できそうです。仮想通貨の中でもビットコインは高騰率が高いことで話題を集めています。2016年時点では、1ビットコイン(1BTC)およそ8万円で取引されていたのに対し、2018年時点では1BTCおよそ125万円に高騰しています。単純に1BTCを所有しており売却すると117万円の利益を手にすることができますが、そのときに税金はいくらぐらいかかるのでしょうか。早速、このアプリを使用して税金の予想額を算出してみましょう。
117万円の利益を手にした場合の税金額を算出しよう
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ビットコインはその価値が注目され、価値が高騰した仮想通貨です。2年間所有していただけで1BTCの価値の差額はおよそ117万円になっていますが、手にしたこの利益はどのくらいの税金がかかるのでしょうか。「仮想通貨の税金目安」を使って算出してみます。まずは、アプリを起動して手にした利益の額をタップして入力します。仮想通貨の運用によっては100万円以上となる高額な数値を打ち込むこともあるため、「00」や「000」など高額単位入力に便利なボタンも用意されています。ちなみに「仮想通貨の税金目安」は起動もスムーズで、通信状況にもよりますが算出も比較的素早くできます。通常の電卓よりも桁が多いため、高額計算に適しているといえるでしょう。仮想通貨で得た利益は「雑所得」で分類され、利益が20万円を超えた段階で確定申告が必要になります。これもトレードの際には頭に入れておきたい認識です。117万円の額を入力したあとは、画面右下にある緑色の「計算する」ボタンをタップすることで税金額が表示されます。
算出結果を見てみよう!
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さて、117万円の数値をアプリに打ち込み、計算した結果がこちらです。117万円の利益に対して、税金はおよそ175,500円かかる計算になりました。この結果は目安であり、そもそも117万円の利益に対しても、およその数なので「大体この程度」という感覚で捉えるのがよさそうです。算出結果を見てわかるように、「仮想通貨の税金目安」では税金の内訳も分かるように表示されます。実際の雑所得を算出する場合は、雑所得は総合課税所得に分類されるので、さらにそのほかの総合課税所得と計算する必要があることを念頭に置いておいてください。この計算結果は保存することはできませんが、画面下部にある「やりなおす」ボタンをタップすることで、新しく金額の税計算をすることができます。確定申告が必要な程利益が出たときに税金を概算したり、確定申告時に大幅に計算を間違えていないかの目安に使用したりすると同アプリが活用できそうです。さらに、利益が大きくなりそうな大型トレードの際にはあらかじめどの程度税金で利益が差し引かれるのかの目安として使用するのも一つのアイデアです。
儲け分が多いほど引かれる税金もかなりの額に
多額の利益を短期間で発生できる可能性のある仮想通貨だからこそ、運営時には税金の額を把握しておきたいものです。そして市場の特性上、一気に利益が出た場合はその税金額も相当数に上ることが分かりました。実際の税額を算出できるアプリではありませんが、トレードの際に自分の純利益をおおよその額で認識できるため、仮想通貨運営の際に役立てられそうです。