皆さん、iPhoneで撮った写真のバックアップって、どうしていますか?カメラロールがいっぱいになりそうな時に、USBでパソコンにつなげてまとめてバックアップするのが普通だと思いますが、けっこう面倒ですよね。頻繁に写真や動画を撮る方なら、撮影しようとしたときにカメラロールがパンパンなことに気がついて大慌て、なんてこともあるかと思います。そこで今回ご紹介するのが、こうしたバックアップの煩わしさを一気に解消してくれるアプリ「PhotoSync」です。これは便利ですよ!
◆PhotoSyncってどんなアプリ?
PhotoSyncは、iPhoneのカメラロール内にある写真や動画を手間をかけずにバックアップしてくれるアプリです。手間をかけない、というのは、指定した場所に着くと、自動的にカメラロール内の写真や動画を、パソコンやオンラインストレージにアップロードしてくれるからなんです。自宅に帰ってきたら、PhotoSyncが位置を自動的に検出して、自宅のWi-Fiに接続した後に、その日に撮影した写真を自動的にバックアップしてくれます。つまり、何の作業も操作もなく、完全な全自動で写真や動画のバックアップができるというわけです。放置していてもカメラロールがバックアップされる優れもの、というわけです。これでバックアップの心配が必要なくなります。
◆PhotoSyncの使い方
PhotoSyncは、全自動でバックアップを行なうため、操作を行う必要はありません。その変わり、自動バックアップを行なうための設定を事前に行っておく必要があります。まず最初に、転送先の基本設定から行っていきます。PhotoSyncの画面右下にある歯車アイコンから設定画面を開き、「Configure」をタップします。そうすると、設定できる転送先が一覧で表示されます。転送先の候補には、パソコン、iPhone、iPad、オンラインストレージ、Wi-FieのSDカードと、様々なものがあります。先ほど表示された候補一覧から、転送先としたいものを選びます。オンラインストレージは、PhotoSyncとの連携設定を行ったあと、写真や動画をアップロードする時の詳細な設定を行います。この設定は、フォルダの指定、サブフォルダを作成るかどうか、転送前に写真を選択するかどうか、ファイル名の形式、Wi-Fi転送時の画面サイズ、3G回線転送時の画像サイズなどです。パソコンを転送先に指定する場合は、パソコン側にクライアントソフトが必要になります。クライアントソフトは、PhotoSyncの公式サイトからダウンロードできるので、先にダウンロードしてインストールしておきましょう。続いて、自動同期の設定を行っていきます。ひとつ前の画面に戻って、「Autotransfer」をタップします。その後、「Add Current location」をタップして、現在の位置を使って自動同期を実行する場所を設定します。「Succesfully」と表示されればOKです。設定された場所が現在位置とかなり違う場合は、表示されている住所をタップすると開く地図から微調整することができます。続いて転送先を設定します。ひとつ前の画面に戻って「Target」をタップします。これで、先ほど設定した場所に着いたら、どこに転送するかを選びます。そして最後に、いつからの写真を転送対象にするかを設定するために、「Start Date」をタップします。例えば今日以降に撮影した写真をバックアップしたい場合は、今日の日付を設定します。
このように、位置情報から自動的にバックアップするのもとても便利ですが、PhotoSyncには、特定の写真だけをパソコンに転送する機能もあります。まず、パソコン側でクライアントソフトを起動し、「Transfers to:Folder」を選んでおきます。次にiPhone側で、転送したい写真を選びます。写真を選び終わったら、右上の赤いアイコン(同期アイコン)をタップします。転送する写真の指定画面が開くので、「Selected」をタップします。転送先には「Computer」を選んで、パソコンを指定すれば、一瞬でパソコンに写真が転送されます。
◆まとめ
今回は、写真や動画のバックアップで大活躍するアプリ「PhotoSync」をご紹介しました。これまで撮影した写真や動画のバックアップに煩わされて来た方には朗報です。このアプリを使えば、自宅に帰っただけで、何もしなくてもカメラロールの中身がバックアップされます。また、同期機能を使えば、特定の写真だけをワイヤレスでパソコンに転送することもできます。PhotoSyncはApp Storeから360円で購入できます。バックアップで楽をしたい方は、試してみてはいかがでしょうか?