自撮りが絶望的な人に贈る、写真写りをよくするテクニック
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- 写真を撮影する前に 事前準備編
- 自撮りにおすすめのポーズ
- 自撮りにおすすめの撮影角度は?
- 自撮りを劇的に良くするおすすめ写真アプリ2選
- 撮影した自撮りをもっと良くする写真加工アプリ2選
- 自撮りをマスターしてもっと楽しく写真を撮ろう!
目次
InstagramやTwitterなどのSNSのプロフィールに自撮りを載せたり、友達や恋人とのツーショット自撮りなど、自撮りをする機会が増えてきた昨今。
ですが、自撮りの時にどうしても変な顔になってしまう、何回撮っても納得のいく写真が撮れないなどと悩んでいる女性は多いです。自分でもびっくりしてしまうような自撮りが撮れてしまう事もあります。
少しでも可愛く写っている写真を使いたいと思うのは普通の事です。
自撮りが下手で写真を撮るのを諦めてしまっている人に、写真写りが良くなるテクニックを紹介していきますのでぜひ参考にしてみて下さい。
画像:筆者撮影
写真を撮影する前に 事前準備編
撮影する前に万全の態勢を整えてから自撮りに臨みましょう。
スマホは中指と薬指を背面に回して人差し指と小指で本体を挟んで持つと、しっかり固定されるので腕を伸ばしてもスマホが安定し、手ブレを防げます。シャッターは親指で押しましょう。自撮りのしやすいスマホケースを選ぶのも良いでしょう。
iPhoneの方なら、純正イヤホンを使うと本体に触る事無くシャッターを切れるので、手ブレを防ぐことができます。
撮影場所はどこがいい?
白い壁が背景にあると、光の反射によって顔全体がナチュラルに見えます。
自然光の入る窓際で、白い壁の前で撮るのが最適でしょう。時間帯によっては直射日光が強く当たる場合もありますので、そういった場合はレースカーテンをひくなどすると良いでしょう。光が柔らかくなり、綺麗に撮影できます。
生活感のある部屋が背景に見えてしまってはせっかく綺麗に撮れた自撮りも途端に残念になってしまいます。
また、照明が明るく内装が凝っている事の多いデパートのトイレや、プリクラを撮るついでにプリクラ機の中で自撮りしている方もいます。
写真に最適なメイクはどんなもの?
メイクは全体的に濃いめにするのがおすすめです。
ベースメイクはマット寄りにすると良いでしょう。
ツヤ肌が流行っていますが、写真を撮るときは光を当てることが多いのでツヤ肌の場合だと顔に光が集まりすぎてテカテカな印象になりやすいです。
アイブロウやリップ、チークは濃いめにいれていきましょう。
光が強く顔に当たるとアイブロウはぼやけた印象になってしまい、リップやチークは色味が飛びやすいです。濃いめにいれてパウダーなどでぼかすようにして馴染ませると良いでしょう。
アイメイクはぱっちりとしたデカ目メイクにすると自撮りでもプリクラのように盛れるでしょう。
シェーディングやノーズシャドウも忘れずにつけましょう。鼻筋にだけハイライトをいれると、光が綺麗に反射するのでおすすめです。
自撮りの際の最適な服装とは?
白い襟のシャツやスカーフなど、顔のそばに白いものがあるとフラッシュや光の反射を利用して顔が明るくなります。
そういった洋服が無い場合は膝に白いハンカチやスケッチブックなどを置くとレフ板と同じ効果が得られるので代わりとして使える上に、キャッチライトも入ります。
目の中の光、つまりキャッチライトはとても重要ですので、照明の方向に顔を向けたりカメラの後ろにウォールライトやスタンドライトなどの光源を当ててキャッチライトを入れて自撮りしましょう。
照明はどんなものがいい?
自撮りをする際、光源はとても重要な役割をはたしています。撮影する際は自然光、もしくはオレンジ色の白熱灯の下で撮ると肌の感じが柔らかく見えておすすめです。
逆に蛍光灯の下で撮ってしまうと、肌の凹凸が分かりやすくなって目の下にくまのような影が入ったりニキビや肌荒れが目立ってしまうこともあります。蛍光灯は光が白いため顔が青白く見えてしまうのでおすすめできません。
逆光で撮影すると顔が暗く写ります。ほっぺたの膨らみなどの顔の陰陽がくっきりと出てしまうので注意しましょう。
フラッシュを使用すると、顔の凹凸で一番高い所にある鼻のあたりに光が集中してしまうため、他の部分が影になってしまったり不自然な写真になってしまいます。
自撮りにおすすめのポーズ
写真写りが良くなるポーズとは?
- 小顔に見せる
顎に手を置いたり、小物を使うなどして小顔に見せると良いでしょう。丸顔であるとか、エラが張っているなどでコンプレックスのある方にもおすすめです。
寒い時期であればマフラーを口元まで巻いてみたり、タートルネックを上げてみても良いでしょう。そうする事で目力が強調されるだけでなく、顎のラインを隠すことができます。
また、眼鏡やサングラスを使えば顔の大きさなどをごまかせます。一方で鼻の高さが目立ってしまうという点もあるので、鼻が低いのがコンプレックスだという方は避けた方が良いでしょう。
丸顔の方は顔を少し横に向けて撮影したり、気になる輪郭を髪の毛や手で隠すと効果的です。
- 接写する
遠くで見るよりも近くで見る方が目が大きく見えます。カメラを近付けて顔の近くで撮れば、各パーツが引き立ちます。目が大きく見えるだけでなく、顔も小さく見えます。目が大きいというのは、そのまま可愛いという印象に繋がります。
また、iPhoneユーザーの方に注意していただきたいのが、iPhoneのレンズはやや広角なので、端で写るとその分顔が広がってしまいます。
アップすぎても輪郭が広がり顔が大きく見えてしまうので、その場合はカメラの枠内に顔を全部入れた上で適度に背景を入れ、できるだけ真ん中に写るのが良いでしょう。
- 笑顔に注意!
自撮りの時は、歯茎が見えるほどの満面の笑みよりも軽く笑みを浮かべる程度が良いでしょう。
特に、面長の方はあまり歯を見せないようにしましょう。口を開きすぎると、面長が強調されてしまいます。
逆に丸顔の方は、スッキリとした顎のラインを強調させるため歯を出すのがポイントです。と言っても歯を出しすぎるとほうれい線が見えてしまい老け顔に見える事もありますので、前歯が見える程度にしておきましょう。
NGポーズはこれ!
真正面から撮影すると、顔が平面的に写ってしまい盛ることができません。下から撮っても老けてみえてしまいます。
目を大きく見せようとして、目を見開きすぎるのも不自然で怖い顔になってしまうのでNGです。
目を見開くのではなく、眉を気持ち少し上に上げる感覚でいると良いでしょう。眉も上げすぎるとおでこに皺がよってしまうので気をつけてください。
また、顎を上げて撮ってしまうと、どうしても顎が強調されて顔が大きく見えてしまいます。顎は引いて撮りましょう。
自撮りの際の目線の位置は?
レンズより少し上を見ると良いでしょう。
基本的にカメラは暗いところは暗く、明るいところは明るく写るようになっています。
目はまぶたによって覆われているので影ができやすく、レンズを見たとしてもその暗さが強調されてしまいうまく写ることができません。
そのため、レンズより少し上を見て撮影することでまぶたが開き、光もより多く入るようになるのできれいに写れます。
カメラより少し目線を外して撮った場合、白目も綺麗に見えてナチュラルで柔らかい印象になります。
また、撮影前にしばらく目を閉じておき、ぱっと目を開いて撮影すると瞳孔が開いて黒目がちな瞳の写真が撮れます。
自撮りにおすすめの撮影角度は?
斜め上からの角度で撮ると立体感が出て盛れる写真になります。
具体的に言うと、まず腕を水平に真っ直ぐ伸ばし、外側に45度開きます。
そのまま腕を20度ほど上に持ち上げ、さらに肘だけを60度ほど曲げて撮影します。
この位置から撮影すると上目遣いになり、自然と目が大きくなります。
また、自然と口角が上がり微笑んで見える上に、顔が斜めを向くので顎がシャープに写ります。
自撮りをする際は、斜め45度を意識して撮影すると良いでしょう。
また、自分が右顔か左顔かを知っておく事も大切です。
人間の顔は左右非対称である事が多いので、顔の右側から撮るのと左側から撮るのとでは印象が大きく変わります。
鏡で自分の顔を左右それぞれでじっくり見てみると良いでしょう。右顔か左顔、自分の気に入った方向から自撮りしてみましょう。
自撮りを劇的に良くするおすすめ写真アプリ2選
可愛く自撮りが撮れると人気の高いアプリを、それぞれ特徴やおすすめのポイントを交えて紹介していきます。
どちらのアプリも顔認識スタンプが搭載されており、直接SNSへのシェアが可能になっています。
BeautyPlus
画像:筆者撮影
BeautyPlusは写真を撮った瞬間に、自動で補正編集してくれる「プリクラ並みに盛れる」がテーマのアプリです。
肌をツヤツヤに磨いたり、頬の部分を削って小顔にする事も可能です。削るところは削り、盛るところは盛れるアプリです。
また、撮影後にニキビやシミ消し、輪郭を調節したり鼻を細くする事も可能です。歯を白くする事もできます。
クマ消し機能もあり、目の下のクマが一気に消えます。目を明るく、大きくする事で目力アップも期待できます。黒目に光を入れる事も可能です。
フィルターの種類も数十種類あり、定期的に新フィルターが登場します。華やかさをプラスする落書きペンも種類豊富に搭載されています。
全身を撮影する方には嬉しい、脚長効果の編集機能や顔体痩せ機能も。サイドボタンでシャッターを切れるのも嬉しいポイントです。
暗いところでも撮影しやすいナイトモードやセルフタイマーも搭載されています。セルフタイマーは3秒と6秒が選べます。
加工が面倒臭い、初心者でどういじったら良いか分からないという人は自動加工に任せて、細かく直したいという人は様々な機能を駆使して加工すれば良いのでどんな人にもおすすめのアプリです。
B612
画像:筆者撮影
80種類以上の豊富なフィルターがあり、自撮りやフード、風景など場面にあったフィルターが用意されています。画面をスワイプするだけでフィルターをかけることができます。
お気に入りのフィルターは長押しすると一番最初に出てきてくれるようになります。フィルターを選んだ後にスマホ画面を長押しすると、フィルターがかかった状態で動画の撮影もできます。
タッチ機能をオンにすれば、スマホの画面をどこでもタップするだけで撮影できます。こちらのアプリもサイドボタンでシャッターが切れます。他にもタイマーや小顔機能が搭載されています。撮影したものを自動でギャラリーに保存するかどうかも選べます。
自動的に人物を認識して顔と体以外にぼかしをかけてくれるのも嬉しい機能。これなら、背景を気にせずに写真撮影ができます。
ビューティー効果はスライドバーを動かすだけの簡単操作で美しいVラインを演出できます。輪郭を整えるだけでなく、目を大きくする事も可能です。
複数の写真を一枚にまとめられるコラージュ機能や、手書きで自分だけのオリジナルスタンプを作成することもできます。コラージュ機能には、写真の片方だけにフィルターをかけることもできます。
また、画面端下部に入るB612という表示も出すか出さないかを選べるので、余計な文字を入れたくないという方も安心して利用できます。
撮影した自撮りをもっと良くする写真加工アプリ2選
紹介した自撮りアプリでもアルバムから撮影した写真を選んで加工する事ができますが、専用アプリを使用した方が加工の幅が広がります。
画像加工専用のアプリを2つ、厳選して紹介します。
デコプチ
画像:筆者撮影
シンプルなインターフェイスが魅力のデコプチは簡単だけど高性能なアプリです。
色調補正や明るさ、コントラストの調節、シャープ、ぼかし、透明度、影やネオンなどの基本的な加工はもちろん、背景透過や部分効果、画像合成やコピペ、上下左右の反転などもできます。
写真の効果はテクスチャやスクリーントーン加工、レトロ加工やハーフトーンパターンなどさまざまです。他にも、漫画加工やエンボス加工、魚眼、モザイク、アート加工もあり、自撮りに嬉しい美肌加工もあります。
加工の範囲の調節もできるので、写真の一部を目立たせたい時などに役立つでしょう。
切り取り機能では、直線切りやフリーハンドでの切り取りの他に型抜きがあり、ベーシックな形以外にも飛沫やペンキ、さまざまなロゴなどのユニークな形から選べます。コラージュも簡単に作れます。
レイアウト編集画面では背景やフレームを選択できたり、通常のスタンプとフレームに文字が入れられる文字入力スタンプ、フォントの選べる文字入力機能などがあります。
また、端末保存はもちろん、そのままLINEやFacebookにシェアできる上に、ガラケーへ送信することもできます。
Snapseed
画像:筆者撮影
Googleが開発したSnapseedは、本格的で多機能な画像編集アプリです。JPGファイルとRAWファイルに対応しています。
切り取りや画像回転、ホワイトバランスの調整などの基本的な操作はもちろん、シミ除去や目にフォーカスを合わせ肌を明るくし美肌に見せる顔の補正機能など、自撮りの編集に嬉しい機能があります。
細かくレタッチできるブラシ機能や自動的に処理される部分調整、背景のぼかし機能なども搭載されています。
フィルタも充実しており、50年代から70年代までのカラーフィルムのような質感にしてくれるものやレトロな雰囲気に仕上げてくれるもの、粒状感を加えてモダンな質感にしてくれるものなどがあります。
他にも、印象的な画像に仕上げてくれるHDR風、グロー効果を施してくれるグラマーグローなど、さまざまなフィルタがあります。フレームも選べ、テキストを追加することもできます。
向きを修正できる顔のポーズや、元の画像データに上書きせずに保存ができるRAW現像が可能なのもこのアプリならではです。
また、反映させた効果をQRコード化することができるので、自分のおすすめの加工を友達と共有することができます。
エクスポートで端末に保存はもちろん、InstagramやLINEなどに共有も可能です。
多機能ながらも使いやすいので、画像編集初心者の方から慣れている方まで、どんな人にもおすすめできるアプリです。
自撮りをマスターしてもっと楽しく写真を撮ろう!
いかがでしたか?
紹介したテクニックは、どれもそこまで難しいものはないでしょう。
特に自撮りで大切なのはカメラの角度と光です。この2つに注意して撮影すれば、少なくとも悪く写る事はないでしょう。
それに加え、紹介したアプリを使えばより良く撮影できるでしょう。
たくさん撮って、後からお気に入りをじっくり吟味するのも自撮り上達へのコツです。何枚も撮っていくうちに、自分が一番可愛く見える撮り方や顔の角度、作り方が分かってくるでしょう。
まずは一度、試しに挑戦してみて下さい。きっとこれまでより良い自撮りが撮影できるでしょう。