動物が好きな方は一度は自分で飼ってみたいと思ったことはありませんか。1人暮らしが寂しくてペットを考えたことがある人もいるのではないでしょうか。実際に飼うことができる環境ならいいですが、住んでいる家の問題やアレルギーが理由で動物が飼えなかったり、ペットの身の回りのお世話がきちんとできるか不安で一歩が踏み出せない人もいると思います。飼いたくても飼えない、そんな人におすすめしたいのがバーチャルペットです。実際に生きているペットを飼うわけではないので気軽に始められ、すぐに癒やしを得られるのもうれしいポイントです。
いつも持ち歩いているスマートフォンの中で大好きな動物を育てられたらすてきだと思いませんか。
「バーチャルペット」の選び方のポイント
一言でバーチャルペットといってもその種類はさまざまです。ペットの代名詞である王道の犬や猫はもちろんのこと、実際に住宅で飼うことが難しい羊やぞうなどもあります。また、架空の生物と言われているドラゴンなどを飼うことのできるアプリもあり、バラエティに富んでいます。たくさんあるアプリの中からお気に入りのひとつを選ぶときに基準となるポイントをまとめてみました。
どんなペットを飼ってみたいのか
前述した通りにバーチャルペットのアプリにはさまざまな種類があり、まずはどんなペットを飼いたいのかを考えてからアプリを探す必要があります。犬や猫を選んでももちろんいいですし、現実では飼うことが難しいとても大きな動物や架空の生物を選び育てられるところもバーチャルペットの魅力のひとつです。
ペットを育てる方法はどうか
バーチャルペットの育て方にもアプリによっていろいろな種類があります。エサやトイレ・遊びのお世話にしつけなど自宅で飼う場合と同じようなコツコツ作業が必要なものは、手間と時間はかかりますがその分実際のペットに近い感覚で飼うことができるため、ペットに手をかけてあげたい人やペットを飼う練習をしたい人におすすめです。また、1日に一度や週に一度お世話をするだけで育っていく放置タイプのアプリもあり、まずはゆっくりと進めたい人や手軽に時間をかけずに癒やされたい人に向いています。
ペットの王道!犬や猫を育てる「バーチャルペット」アプリ5選
数あるバーチャルペットアプリの中で種類が多いのはやはり犬と猫です。ほとんどのアプリでは子犬や子猫から飼い始めることができるため、しつけなどが必要になるものも多くペットを自分好みに育てることが可能です。中には、実際のペットと同じように服やアクセサリーを選べるものもあります。
1,てのひらワンコ
画像:著者撮影
てのひらワンコは最初に6種類の犬種の中から好きな子犬を選ぶところから始まります。名前を付けられるだけではなく、子犬の性別も選べます。
飼ってすぐにエサや構ってあげるなどのお世話モードが始まりますが、チュートリアルがあるのでお世話の仕方に悩むことはありません。実際のペットと同じようにたくさんの特技を覚えてくれます。ショップを利用することで部屋に置く家具をコインで購入することができ、自分好みにコーディネートした部屋で子犬を飼うことができます。たくさん手をかけてお世話をしてあげると子犬はどんどん大きく育ち、そして他の犬と結婚することで新しい子犬を生ませ、育てることができます。
MyDog MyRooM
画像:著者撮影
「MyDog MyRooM」ではダックスフンドを育てることができ、最初は3種類のカラーから選べます。基本的な身の回りのお世話はもちろんのこと、ドレスアップモードを利用すれば、好きな服やアクセサリーを着せることもできます。服はアプリ内のコインまたは課金オプションとして購入します。自分好みの服を着せて育てた子犬と一緒に3種類のミニゲームで遊ぶこともできます。
多くのバーチャルペットアプリは既に設定されている部屋の中で育てますが、「MyDog MyRooM」はカメラ機能を使用して自宅の写真を撮影するだけで自分が普段の日常を過ごしている家の中で飼うことが可能です。自宅近所の公園や道路の写真を使用すればまるで一緒に散歩をしているような疑似体験ができるのもこのアプリの特徴です。
まったり子犬育成ゲーム
画像:著者撮影
「まったり子犬育成ゲーム」では、最初は柴犬の子犬の育成から始まります。お世話をしてハートを溜めていくことで別の種類の犬種を飼うこともできます。このアプリの特徴と言え、上記2つのアプリと大きく異なる点は、お世話が2日に一度なでてあげるだけでいい点です。おなかを空かせていないか、体調は大丈夫かなどは気にしなくて大丈夫です。2日に一度なでるだけで子犬はすくすくと成長します。アプリを起動すると犬の気持ちが拭きだしという形で表現されるので、求めていることも分かりやすいです。
ロボット掃除機の上に座ってみたり、ちょうちょを追いかけてみたりとかわいいしぐさが多いのも特徴で、手間をかけずにかわいい子犬を観察したい人におすすめです。
癒しの猫育成ゲーム3D
画像:著者撮影
「癒しの猫育成ゲーム」では2種類の子猫を育てることができ、画面上のきせかえボタンでいつでも切り替えが可能です。必要なお世話はごはんのみで、アプリを起動するたびに子猫が前回と比べてどのくらい成長したのか数値で教えてくれます。また、子猫や部屋に転がっているボールをタッチすることで遊んであげることができ、子猫が芸を見せてくれることもあります。
着せ替えのできる帽子は、チュートリアルを終えると1つもらえ、新しい帽子は購入して増やすのではなく、動画を見ることでもらうことができます。
子猫のかわいい姿を記録する際も撮影ボタンをタッチするだけでできるのでスクリーンショットをする必要はなく、撮りたい瞬間を逃すことなく記録できるのもうれしいポイントです。
まったりこねこ育成ゲーム
画像:著者撮影
「まったりこねこ育成ゲーム」ではまず、アメリカンショートヘアーの子猫を飼うところから始まり、なでるたびにもらえるハートを使うことで別の種類の子猫を飼うこともできます。お世話はエサやお散歩などは必要なく2日に一度なでるだけです。何度もなでているとだんだんと子猫が懐いてくれ、おなかを出してなでさせてくれることもあります。また、ハートを使って覚えられる特技は数多くあり、実際の猫よりも芸達者な猫に育てることができます。
また、子猫を観察するカメラも画面をスライドさせて視点を変えるだけではなく、画面上のカメラのボタンをタッチするだけで固定カメラや追従カメラに切り替えられます。
あまりお世話せずに猫を観察したい人におすすめです。
珍しい動物や架空の生物を育てる「バーチャルペット」アプリ5選
せっかくスマートフォンの中でペットを育てるのなら環境的に難しい動物やマイナーな動物・架空の生物を育ててみませんか。現実では実現できないことも気軽に再現できるのもバーチャルペットの良い点です。是非、こちらのバーチャルペットも体験してみてください。
癒しのウーパールーパー育成ゲーム
画像:著者撮影
以前に流行ったことのあるウーパールーパーもバーチャルペットとして飼うことができます。基本的なお世話は、エサやりとお掃除のみで満腹度と清潔度が画面上に表示されるので必要なお世話が一目でわかります。撮影ボタンでは、画像をデータとして保存できるだけではなくSNSに載せることもできます。
リアルなぞう育成ゲーム3D
画像:著者撮影
「リアルなぞう育成ゲーム3D」では、とてもリアルなぞうを育てることができます。リアルな大自然の中で育てる通常版とシンプルな大自然の中で育てる軽量版の2種類あり、画像は通常版を選択しています。必要なお世話はエサやりとお散歩です。エサのリンゴで満足したり、お散歩を楽しんでくれた時は鳴き声を上げて喜んでくれるのもかわいいです。撮影モードではSNSやLINEなどに送ることができます。
小さな羊
画像:著者撮影
「小さな羊」では羊の群れを育てることができます。最初は一頭の羊から始まり、刈り取った羊毛を売ることで新たな羊を飼うことができます。Facebookを通して同じアプリをしている友人と連携できるのでプレゼントの交換なども可能です。ペットを育てながら牧場の経営もしてみたい人、友人と協力したい人におすすめです。
癒しのハリネズミ育成ゲーム
画像:著者撮影
「癒しのハリネズミ育成ゲーム」ではペットショップでもなかなか見かけない、かわいいハリネズミを飼うことができます。週に一度お掃除ボタンをタッチするのと、満腹度が下がってきたときにエサやりをするのが飼育方法です。バーチャルペットで見やすいようにデフォルメされているとはいえ、ハリネズミのエサは虫の幼虫なので苦手な方はご注意ください。食べている姿はとてもかわいいです。
マイ・ドラゴン
画像:著者撮影
「マイ・ドラゴン」では架空の生物のドラゴンを飼うことができます。初めに3種類のドラゴンから好きなドラゴンを選びます。その後はエサをあげたり、ミニゲームを通して芸を覚えさせていきます。全ての行動で体力を使いますが、これは時間経過とともに回復します。ドラゴンを育てていくとさまざまなクエストが発生します。それをクリアしながらレベルを上げていくアプリです。
まとめ
実際にペットを飼うにはたくさんの準備が必要ですが、バーチャルペットはいつも使っているスマートフォンにダウンロードするだけで誰でも簡単に始められます。自宅内だけでなく外出先にも連れていけるペット、それがバーチャルペットです。
今回ご紹介した10のアプリ以外にもたくさんのアプリがありますので、一度検索してみてください。バーチャルペットを飼うのに必要なのはスマートフォンと少しの興味だけです。