まるで魔法!写真加工アプリを使って自然な感じで物や人を消す方法
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(画像:筆者撮影)
スマートフォンによる写真撮影が一般的になり、多くの人にとって日常生活での写真撮影が身近になりました。ちょっとした瞬間を逃すことなく撮影できるのはとても便利なのですが、一方ですぐに撮影ができてしまうがゆえに、余計な物が写真に写り込んでしまいがちです。一昔前であれば高価なレタッチソフトを使って加工する人もいましたが、そこまでするのはさすがに素人にはハードルが高いと思っている人も多いでしょう。
実はそうとも限らないのです。今回は、わざわざパソコンに写真を入れなくとも初心者が簡単に不要な人や物を消せて、自然に仕上げることができるアプリを紹介します。
今や常識!写真に入った不要な物を消す方法
(画像:筆者撮影)
写真加工アプリの進歩によって、特に専門的な知識がなくとも写真を加工することができるようになったのは周知のとおりです。それは不要な物を消す機能のような一見難しそうな技術も例外ではありません。InstagramなどのSNSやブログでは写真投稿が頻繁に行われていますが、少しでも目立つためには、これらの加工がとても重要です。しかし、他の加工と比べるとこのような機能を、やや難しそうに感じている人が多いのも事実です。
そこで、今回は代表的なアプリを4つ選んで具体的な使い方を解説していきます。
2.最初からなかったみたい!自然に物や人が消せるアプリ
Adobe Photoshop Fix
(画像:筆者撮影)
レタッチソフトの代名詞というべきAdobe Photoshopを開発したアドビシステムズのアプリです。Adobe Photoshopといえばプロ御用達の難しいソフトという印象ですが、そのソフトの機能をスマートフォンアプリで簡単に使うことができます。しかも、無料です。
不要な物を消す機能以外にも豊富な編集機能を備えています。調整の細かさもさすがの一言です。調整には少し慣れが必要ですが、それほど難しくありませんし、うまく加工すれば、実に自然に仕上げることができます。
具体的な使い方
(画像:筆者撮影)
- ログインしてクリエイティブ(風景写真などのレタッチ)とポートレート(人物写真などのレタッチ)のどちらかを選ぶ(この記事ではクリエイティブを選択)
- 下にある修復アイコンをタップ
- 左側に出てくるアイコンを使って細かい調整を行う
- 消したい箇所を指でなぞる
手順3が少しわかりづらいので説明します。上の画像が調整画面です。左側に調整用のアイコンが表示されています。サイズは修正に使うブラシの太さことです。太くするとなぞったときに一度に消せる範囲が大きくなります。硬さはブラシの消しの強さの調整です。大きくするとなぞったところを一気に消しますが、小さいと徐々にぼかすようにして消していく感じです。どちらのアイコンも上下にスワイプすることで調整できます。一番下のドットの集まりは修正した箇所を赤くしてわかりやすく表示します。表示したい場合はタップします。
では早速試してみましょう。写真左側に写っているフクロウを消してみます。
(画像:筆者撮影)
結果が上の画像ですが、とても自然な仕上がりです。拡大してもほとんど分かりません。事前の調整とアプリについている他の機能を併用すれば、他のアプリでは消しづらい複雑な背景の写真でも違和感なく消せるでしょう。使い方に慣れれば実に万能なアプリです。
Easy Eraser
(画像:筆者撮影)
その名前の通り、不要な物を消すことに特化したアプリです。それ以外の機能は全くついていないという潔さです。余計な機能はいらない、不要な物を消せればそれで十分という人におすすめです。操作方法もシンプルでとても使いやすいアプリです。
言語は英語のみですが、とても簡単な操作なので問題ありません。このアプリも無料で使えます。
具体的な使い方
(画像:筆者撮影)
- 画面中央の矢印をタップして、Take Photo(写真を一から撮影)かChoose Existing(元からある写真の加工)のどちらかを選ぶ
- 下に表示されているBrushアイコンをタップ
- 消したい箇所を指でなぞる
- 右下のPerform Eraseアイコンをタップ
難しい調整などは必要ありません。基本は対象をなぞるだけです。上の画像は手順3を終えたところです。赤く塗りつぶされている人が対象です。対象が小さい場合は下にあるZoomアイコンで写真を拡大するとやりやすくなります。間違えた場合はClearアイコンで赤く塗りつぶした部分の修正もできます。
では、早速消してみましょう。
(画像:筆者撮影)
見事に消えました。上の画像のようにシンプルな色や形の背景の中にある対象であれば自然に仕上げられますが、複雑な背景の中にある対象だと拡大すると不自然に見えるので注意が必要です。気になる人は他のアプリによるぼかし加工などを使うとよいでしょう。
PhotoDirector Mobile
(画像:筆者撮影)
不要な物を消す機能はもちろんですが、それ以外の機能も優れているアプリです。実に40種類にも及ぶ豊富な編集機能や写真を組み合わせてコラージュを作る機能を持つアプリです。写真を加工するためにいくつものアプリを使い分けるのは面倒だ、という人におすすめです。
このアプリも無料で使えて、日本語に対応しています。実にさまざまなことができるアプリですが、今回は不要物を消す機能に限って紹介します。
具体的な使い方
(画像:筆者撮影)
- ホーム画面の編集アイコンをタップして写真を選ぶ
- 下の方にある除去アイコンをタップ
- 消したい箇所を指でなぞる
- 下にある適用アイコンをタップ
手順3を終えると上の画像のようになります。赤く塗られている三角コーンを消してみます。消したい部分を修正したい場合は、下のほうにある、手が2つ並んでいるアイコンの右の方をタップします。
機能は豊富ですが、消すだけなら操作は簡単です。実際に消してみましょう。
(画像:筆者撮影)
自然に仕上がりました。右下にある、めくられた紙のようなアイコンを長押しすると、元の画像と比較することもできるので便利です。
これぐらいシンプルな背景だと拡大してもほとんどわからないぐらいの仕上がりですが、複雑な背景にあるものを消そうとするとうまくいかないことがあるので注意しましょう。
Snapseed
(画像:筆者撮影)
あのGoogleが開発した写真編集アプリです。多種多様な編集ツールや画像の自動生成機能なども魅力ですが、一番のポイントはシンプルで直感的な操作です。
また、多くのGoogleアプリと同じく無料で使えて日本語にも対応しています。不要物の除去機能の操作も実に簡単なので、早速試してみましょう。
具体的な使い方
(画像:筆者撮影)
- 画面下のツールアイコンをタップ
- シミ除去アイコンをタップ
- 消したい対象をタップ
これまでに紹介したアプリは事前に細かく調整したり、対象をなぞってから最後にまとめて消したりしていましたが、このアプリは対象を軽くタップするだけですぐに消えます。
このシンプルさは大きな魅力ですが、消す範囲を調整できないので小さい範囲を消したい場合は、写真をピンチインで拡大してからタップしないとうまく消せないので注意してください。一度消した物を戻したい場合は、下の矢印アイコンをタップすると元に戻ります。
上の写真の奥にいる人たちを消してみましょう。
(画像:筆者撮影)
上の写真のように拡大すると多少色が周囲と違っていて不自然ですが、元の写真と比較しなければ、まず気づかれることはないでしょう。ぼかし機能などもあるので、それらの機能を併用してうまくごまかせば自然に仕上げられます。
ワンタップで消せて簡単に使えるアプリですが、1回のタップでかなりの範囲を大雑把に消してしまうので、小さい対象を消すには少々慣れが必要です。
ワンランク上の写真を投稿しよう!
今回した紹介したアプリは機能に多少の違いはありますが、いずれもそれほど複雑な操作は必要ありませんし、出来上がりもとても自然です。しかも、これだけ高機能であるにもかかわらず、全てのアプリが無料で使えるので気軽に試せるのも大きな魅力です。アプリによっては他にもさまざまな機能を備えているので、いろいろな加工を同時に行うことができて一石二鳥です。
SNSやブログに投稿する写真の出来栄えに悩んでいる人はぜひ試してみてください!きっとあなたの写真のランクを上げてくれることでしょう。