違和感のない合成写真を作るコツは?写真加工アプリで自由自在に操ろう!
-
この記事をシェア
-
合成写真を作るとき、不自然で違和感のある写真になってしまうことがあります。
今回はおすすめの合成写真加工アプリの3選を紹介します。コツをつかんで、違和感のない合成写真を写真加工アプリで作ってみましょう。
画像:著者撮影
合成写真に違和感を覚える原因とは?
背景とメインのコントラストが違う
コントラストを調整しても、カラーが合っていないと合成写真に違和感が出てしまいます。
色相・彩度などでカラーを合わせたり濃度を足したりすると、背景とメインのコントラストが合うようになります。
色補正はトーンカーブで行いましょう。メインにだけ効果が適用されるように、トーンカーブにはクリッピングマスクをかけるようにしましょう。
ほかにも背景写真を反転したり、カメラアングルを同じにしたりと、光の違和感をなくすことで背景とメインを違和感なく合成できます。
身体の一部が背景などになじんでいない
そのまま合成しただけだと写真が浮いているように感じやすいです。境界線である輪郭線部分に背景色を残さないようにしましょう。
身体に影を入れたり、暗くしたり、隠したりすると、身体が背景になじむようになります。
また、人物レイヤーの下に髪の毛用のレイヤーを置くことで、背景になじむようになります。髪形を変更したり髪の毛を1本ずつ手描きで描いたりもしましょう。
ノイズを加える粒子合わせを、背景と人物に行うことも効果的です。
明らかに場違いな写真を合成している
合成する写真があまりにも場違いな写真だと、とても違和感を覚えます。
合成する写真の組み合わせをよく照らし合わせてから、合成するかどうか考えましょう。
また、合成写真に違和感のあるものが写っていた場合、消す加工を使うことで場違い感を薄めることもできます。
どうやって撮ったの?注目される合成写真ができるコツを伝授
背景は白やグレーを含む写真を選ぶ
背景の色が顔や服に映りこんでしまうので、映りこまない白やグレーを選ぶと合成写真がなじみやすいです。白は汎用性が高く、背景色を透過して使うことができます。
風景写真のようにさまざまな色が背景に混じっている場合は、風景が邪魔をして人物のシルエットが分かりにくくなってしまいます。
影を付けて臨場感を出す
ただ合成しただけでは浮いた感じがして、シンプルすぎて物足りない画になってしまいます。
影を付けることで光が強調され、臨場感が出ます。また、ガラスや鏡の映り込みを描くことで物の質感が表現され、リアリティが増します。
影の色は黒やグレーを使い、ブラシで影を描いていきます。影レイヤーを増やし、影を少しずつつけていきましょう。
メインにする物の輪郭をぼかす
メインと背景の境界がはっきりしすぎて不自然になることがあるので、メインの周囲をぼかすと背景になじみやすくなります。
メインの輪郭をなぞるようにぼかしましょう。輪郭をぼかすことで境界部分が半透明になります。
半透明になると、メインを貼り付けた際に元の色が残り、元の色と混合されることになるので違和感が少なくなります。
上手に合成写真が作れる!おすすめアプリ3選
合成が下手なんて言わせない「合成写真 合成スタジオ-写真の合成と背景透過画像を作成」
画像:著者撮影
「合成写真 合成スタジオ-写真の合成と背景透過画像を作成」はチュートリアルムービーがついているので使い方がわかりやすく、写真合成初心者におすすめのアプリです。
使い方はとても簡単で、背景・レイヤーをライブラリ・カメラ・素材から選んで、写真の背景に合成するだけです。
背景の素材は単色のシンプルなものが多く、背景・レイヤーはサイズを「1:1」「2:3」など5種類から選ぶことができます。
縦・横の指定も可能なので、写真によって合成ができないということはありません。また、トリミングもできます。
レイヤーはスムース/透かし、縁取り、影、切り取り加工が可能で、透明度の調整や背景を削除して透明化することもできます。背景を削除して透明化することも可能です。
有料版にアップグレードすると明るさ、彩度、コントラスト、ぼかしの調整もできるようになるので、ワンランクアップした合成がしたい人は有料版に切り替えましょう。
写真にテキストを追加することもでき、フォントも多いため、思い通りの画像合成ができるでしょう。
合成した写真は携帯内に保存することができ、Instagram、Twitter、Facebookにシェアできます。
操作に迷ったらサポートでチュートリアルの設定などをしてみましょう。
パソコン並みの合成を実現!「Adobe Photoshop Mix - 写真加工アプリ」
画像:著者撮影
「Adobe Photoshop Mix」はAdobeが配信しているアプリの1つです。初めにチュートリアルがあるので初心者でもそれほど迷わずアプリを使えるでしょう。
自分で新しいプロジェクトを作るときにも、少しだけアドバイスをしてくれます。
写真加工で使える効果はかなり多く、全部で22種類あります。
Adobeらしく調整メニューも豊富で、全部で8種類。他のアプリにはない「色温度」調整も可能です。
切り抜きメニューもPhotoshop並みにそろっていて、選択して切り抜きなどは自動でできるのがポイントです。もちろんレイヤーも使えるので、自由自在に画像合成や加工が可能です。
また関連アプリPhotoshop Fixでは、画像や顔の造作のゆがみを適用したり、傷を修復したりすることができるので、併せて使ってみると良いでしょう。
合成だけでは物足りない人に「PicsArt - 写真加工, 編集, コラージュメーカー」
画像:著者撮影
「PicsArt 」はこれ1つでオールラウンドに使える写真加工アプリです。
十字のボタンをタップすると編集、コラージュ、ペイント、カメラのメニューが出てくるので、自分がやりたいことに合わせてメニューを選びましょう。
編集では切り抜き、リサイズ、反転など15種類のツールが使用でき、エフェクトを始め、多くの加工を加えることができます。
コラージュはグリッド、フリース、フレームの3種類があり、背景も多くのおしゃれなデザインから選ぶことができます。
ステッカーは無料で使えるものが多く、おしゃれでかわいいイラストです。誕生日用のステッカーもあるので誕生日に凝った写真を作るとおしゃれです。
ブラシは花柄やハートやキラキラなど、プリクラのようなデザインを施すことができます。
カメラではビューティー、レトロ、フィルムなど14種類のパターンで写真が撮れます。きれいなお花やイラストなど、プリクラのような背景でおしゃれな写真が撮れます。また、インカメラ・アウトカメラの切り替えができ、フラッシュライトの設定も可能です。
合成を駆使して世界に1枚だけの写真を作ろう!
合成写真を上手に作るにはいくつかの注意すべきコツ・ポイントがあります。
コツ・ポイントを踏まえて、ぜひ今回紹介したアプリを使って色んな加工をしてみてください。特別な写真が完成するでしょう。
※紹介している無料アプリは一部無料を含みます。