携帯電話からgps機能は装備されていましたが、スマートフォンやタブレットが主流となった今、gpsという単語も一般的となり、そして精度も格段に向上しました。
gps衛星から発する電波をgps衛生受信機(スマホやカーナビなど)が受信し、gpsとの距離を計算することによって現在位置を特定しています。ただし精度には、やはり多少の誤差が生じています。
しかしスマートフォンのgpsの精度は、上げることが可能です。例えばWi-Fiを使用したり、時刻の自動設定をONにするなど、周辺の装置との通信操作によって、より精度が高くなります。ここではそんなgps機能がどのような時に活躍するのかや、便利なアプリなどを紹介します。
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gps情報が便利なシチュエーション5選
gps機能がどうやって位置を特定しているか説明しましたが、そのgps機能がどのようなシチュエーションのに時に役に立つのか考えてみます。
使い方によっては、いろいろな方法が考えられるgps機能です。便利なgps機能を有効的に使いましょう。
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1.災害時の安否確認
日本は災害王国と言っても過言ではないくらい、たびたび地震や大雨など多くの災害が起こっています。本当に大きな災害時では、電話やメールがつながりにくい状況となり、家族や知人に安否情報を伝えることが難しい場面もあります。
そのような時に役立つのがgpsでの位置情報の発信です。スマートフォンなどにインストールした自分の現在地を示すアプリで、家族と安否を確認することが可能です。
そしてgpsが支援物資の輸送にも活躍するなど、大切な人との安否確認はもちろん災害時の新たな情報ツールとして考えられています。
2.子供が学校や塾に通うとき
子どもが成長するにつれて、1人で行動する場面も多くなります。そのような時、子どもの安全の確保は保護者にとって、最大の課題となっています。いざ必要となってからでは遅いのです。日頃から年齢に見合った方法を検討しておくと、必要となった時にも、活躍してくれます。
年齢が小さいうちは各携帯会社のキッズ携帯やgps端末を使った見守りサービスなどの利用もおすすめです。うまくgps機能を活用することにより防犯にもつながります。
例えば位置の確認機能では、子どもの現在位置を親のスマートフォンなどから検索し、確認もできます。
3.スマホの紛失や盗難
普段からいくら気をつけていても、紛失や盗難は避けられない場合もあります。便利になったスマートフォンやタブレットだからこそ、紛失や盗難によって考えられる損害は、大きなものになります。
失くしたときの負担金の出費が痛いのはもちろんですが、クレジットカード情報や連絡先漏洩の可能性、個人情報の悪用など不安はつきません。
そのような時にもgps機能は便利に役立ちます。iPhoneとAndroidでは若干の違いはありますが、端末の大まかな場所が把握できたり、悪用を防ぐために遠方から端末をロックすることも可能です。その基礎を支えているのがgpsによる位置確認の機能になります。
4.恋人の浮気調査
位置が特定できるわけですから、恋人の浮気調査にも使用することは可能です。恋人が今どこにいるのかなど、行動をチェックすることができます。
今の機種では相手のスマートフォンにもgps機能が装備されていますが、位置情報をOFFにすることも可能です。確実な方法は、相手にgpsを発信させる媒体を何かしら用意し、相手に気づかれないように持たせることです。
また、浮気調査に使えるアプリも存在します。しかしどの方法もプライバシーの問題があるので、犯罪行為と認識されるリスクがあるということは、頭においておきましょう。
5.友達との待ち合わせ
以前は待ち合わせ場所に着いて相手に会えなかった場合、電話をしたりメールをしたり、何かしらの手段をとらなければいけませんでした。
今はgpsを利用して、相手の現在位置をリアルタイムで調べる事も可能になり、指定した場所から移動したり到着したら分かるなど、さまざまな機能が使えるようになりました。
便利な機能がついていても使えなかったらもったいないです。日常的に使う機能ではないかもしれませんが、スムーズに使えるようにしておきましょう。
スマホ標準のgps機能
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iPhoneとAndroidには標準でgps機能がついています。盗難や紛失・待ち合わせのためのgps機能は、使っていなくても位置確認のため常時作動しています。そしてポケモンGOのように、gpsを活用したオンラインゲームもあります。実用的なものとしては、運転中などに活躍するナビゲーション機能もgpsを活用しています。
ここではiPhoneやAndroidでのgps機能について解説します。
iPhoneのgps機能
iPhoneでは「iPhoneを探す」という機能を持ったアプリが標準インストールされています。
主な機能としては、次のようなものがあります。
- 追跡機能(gpsを使ってiPhoneの現在地を追跡する)
- 遠隔ロック機能(iPhoneを遠方からロックして操作できないようにする)
- 遠隔データ消去(遠方からiPhoneのデータを消去できる)
- 音を鳴らす(音を鳴らして捜索を助ける)
- iPhoneに電話をかける(発見者がいた場合コンタクトをとることができる)
- 紛失したことをiPhoneに表示する(紛失メッセージと電話番号を画面に表示して発見者に知らせる)
先ほど解説したシチュエーションでの活躍が期待できます。この機能を覚えておけば、紛失や盗難にあってもすぐに対応できるでしょう。
Androidのgps機能
Android端末を持つ人が必ず利用するgps機能の1つがGoogleマップです。Googleマップは標準インストールされているのですぐに利用できます。
Googleマップを起動して地図を表示させると、右下に青丸の印が表示され、gpsで測定した現在地が地図上に表示されます。その位置のストリートビューも見る事ができます。gps機能をオフにすることも可能となっています。
そして写真を撮影する時にgps機能を利用すると、それぞれの写真を撮影した場所も一緒に記録される機能があります。写真だけを見ても、いつ・どこで撮ったものか分からなくなってしまう場合もあります。撮影をした位置も一緒に記録されており、便利な機能となっています。
gpsで家族や友人と居場所を共有できるアプリ
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gps機能をうまく使うと便利な部分を解説してきました。gpsと一言で言っても用途や目的はさまざまです。
今度はgps機能を使用した「家族や友人と一緒に共有できる」アプリを、用途別に分けて厳選して紹介します。どのアプリも基本無料でダウンロードでき、そしてしっかり情報を入力して登録しておけば、困ったときでもサッと情報を共有できます。ぜひあなたの大切な方と一緒に使ってみてください。
1.わが家の防災ナビ
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シチュエーションでも説明しましたが、日本は地震や水害など災害も多いです。災害時の安否確認時に大活躍してくれるのがこのアプリです。
いざという時のためにダウンロードして、しっかりと情報を共有するだけで、「家族は今無事なのだろうか」などの心配をしっかり解決してくれます。家族全員の場所がリアルタイムでマップに表示されるので、家族の居場所を知ることができます。
2.Life360-子供の見守り
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このアプリは子どもの安全を守るために特化したアプリとなっています。
子どもも大きくなれば行動範囲もグングンと広がり、四六時中親の目を光らせることは不可能です。しかし親の心配は尽きないものです。このアプリがあればgps情報を使用し、現在の子どもの位置などを確認することができます。
これも上の「我が家の防災ナビ」のように災害時の確認にも利用でき、チャット機能も付いていて本人に確認もとれるところがおすすめポイントです。
プレミアムプランもあり、課金によりグレードアップも可能です。
3.Zenly - ベストフレンド
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地図上で友達の居場所を確認しながらチャットもできるコミュニケーションアプリです。携帯番号を知っている友達としかつながらないのでセキュリティーも高く安心して使用できます。
そして友達との共通の友達も表示が可能ですが、承認しなければ居場所を知られることもありません。ゴーストモードに切り替えれば自分の位置が誰にも知られることはありません。友達や恋人などの居場所を確認したり、いろいろな使い方ができるでしょう。
4.友達や家族がどこにいるかわかる位置情報アプリPASS
友達や家族の位置情報が確認できるアプリです。複数のグループを作ってトークも楽しめたり、画像も送りあえます。待ち合わせや安否確認などさまざまなシーンで使えるでしょう。
そしてワープ機能で位置を固定したり、位置情報をOFFできるので、セキュリティも守れます。
万一のときに備えてDLしましょう!
今回はgps機能についてから、gps機能を使用して便利に生活に活かす方法など幅広く解説してきました。
スマートフォンにインストールしなくても、便利な機能も標準装備されていますが、必要に応じて紹介したアプリなど使ってみてください。
いざという時に使えなくては意味が半減します。ぜひあなたの必要なものを、今のうちから用意しておくことをおすすめします。