話題のアプリ「コエステーション」で自分に似せるコツ&おすすめ利用シーン

話題のアプリ「コエステーション」で自分に似せるコツ&おすすめ利用シーン

ドットアップス編集部
最終更新日 2018/7/4 11:53
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    目次

  1. コエステーションは「自分の声」を育てるアプリ
  2. 他の文章読み上げアプリとどう違うの?
  3. コエステーションを使ってみた!
  4. コエステーションのおすすめの使用シーン4つ
  5. コエステーションで自分の声の分身を作ろう

東芝デジタルソリューションズからリリースされた「コエステーション」は、自分の声の分身を作ることができるという、テキスト読み上げアプリです。

自分自身の声を生成するという今までにない特徴を備えたコエステーションですが、実際どのようにして自分の声が作られていくのか、またどういう用途があるのか、今回はそちらに焦点を当てて、コエステーションの使い方からおすすめの使用シーンまで、紹介していきます。

 

コエステーションは「自分の声」を育てるアプリ

画像:著者撮影

コエステーションとは、人間の声を人工的に作ることができる「音声合成技術」を使ったアプリです。

アプリを使って、ユーザーが指定された文章をいくつか読み上げます。すると声の特徴を学習し、自分の声の分身である「コエ」が作り上げられます。あとはテキストを入力するだけで、その「コエ」がテキストに則ってさまざまなおしゃべりをするという仕様です。

年齢や明るさなどの調整もできるので、自分の声を基に自由にコエを作ることもできます。

「コエ」は、指定文章をたくさん読めば読むほど、よりユーザーの声に近いものになっていきます。声のレベルは5段階あり、育成感覚で自分の声に近づけていくという楽しみ方ができます。

育てた「コエ」は連携するサービスを使って、さまざまなシチュエーションでおしゃべりをさせたり、コエデータを使って性格分析をしたりすることもできます。より自分の声に近づけることで、これらのサービスも面白みを増すというポイントがあります。

他の文章読み上げアプリとどう違うの?

画像:著者撮影

他サービスでも読み上げアプリはいくつかありますが、コエステーションとの相違点はどこにあるのでしょうか。

例として「読み上げ Voicepaper 2 自動音声テキスト読み上げ」と比較してみましょう。

Voicepaper2は、通勤や通学中といったスキマ時間を有効活用したい、毎日の家事などのルーティンワークの中でも読書を楽しみたい、というさまざまな要望に沿うよう作られたアプリです。文章を読み上げることに特化しており、外国語も多数収録されているため、語学学習にも利用できます。

対してコエステーションは、自分の声を育ててテキストを読み上げるという部分に特化しているため、単純な合成音声ではなく、さまざまな人の声を利用した読み上げアプリになっています。文章を読み上げるサービスというよりも、声を使って遊ぶ・声を利用して楽しむという側面が強いので、同じ読み上げアプリでも使用用途が異なります。

コエステーションでは「コエ」自体の加工も可能なので、それを用いた多種多様なサービス展開も可能です。

コエステーションを使ってみた!

画像:著者撮影

それでは実際にコエステーションを使ってみましょう。

アプリを起動すると最初に会員登録画面が現れます。ニックネーム、メールアドレス、パスワード、生年月日、性別を入力し、仮登録を行います。この時、虚偽の情報を入力すると正しい「コエ」が作られない恐れがあるので注意が必要です。

画像:著者撮影

仮登録を済ませると、登録したメールアドレス宛に認証コードが届くので、その認証コードを入力すると本登録が完了となります。

次に「コエ」を登録するステップに移ります。まずは環境音を確認するため、5秒間無音の状態で録音します。そこからまずは「コエ」を基礎となるレベル1を作るため、合計10文をそれぞれ1文ずつ順番に読み上げていきます。

画像:著者撮影

先ほども触れましたがこのコエレベルは5段階あり、レベル1では10文、レベル3では100文、レベル5では200文ほど読み上げる必要があります。著者は実際レベル1を作成しましたが、1文1文はそれほど長くないので、5分程度で読み上げることができました。

画像:著者撮影

読み上げが完了次第、「コエ」の作成に移ります。作成には1時間~数日かかります。できると登録したメールアドレスに通知してくれるので、それを待ちます。今回は10分程度で「コエ」の作成通知が届きました。

画像:著者撮影

そのあとアプリを立ち上げると「読み上げ」のコンテンツを使用できるようになります。ここでは入力したテキストを、先ほど作成した「コエ」が読み上げてくれます。また加工も可能で、性別、年齢、明るさ、硬さから、喜び、怒り、悲しみといった感情、話す速さ、声の高さ、声の太さも変更ができます。自分の声を基盤としていますが、あらゆる加工ができるため、オリジナルの「コエ」を作り上げることもできます。

画像:著者撮影

レベル1の段階では、まだまだ自分の声とは言い難い仕上がりでしたが、レベル5まで育成し、できるだけたくさんの文章を読み上げるとより自分の声に近づいていきます。その際はイヤフォンマイクを使って、口とマイクの距離を一定にし、周囲が静かな環境で行いましょう。より精度の高い「コエ」を作成することにつながります。

 

コエステーションのおすすめの使用シーン4つ

画像:著者撮影

次にコエステーションを利用できるおすすめシーンを紹介していきます。あくまで現時点でのおすすめシーンですが、リリースされて比較的日が浅く新しいアプリなので、今後さまざまなサービス展開が行われていき、できることはどんどん増えていくでしょう。

SNSで投稿して盛り上がる

画像:著者撮影

育てた「コエ」は、入力したテキストを読み上げたものをシェアすることができます。方法はいたってシンプルで、「読み上げ」の右上にあるシェアボタンひとつで、簡単に共有することができます。現在はFacebook、Twitter、LINEの3種類のみですが、自分の声そっくりに育てた「コエ」を使って、さまざまなテキストを投稿すればSNSでも盛り上がることができるでしょう。

子どもの声を残しておく

幼いころの子どもの声を残しておきたい、という保護者の方にもコエステーションはおすすめです。その際は子どもにも協力してもらう必要がありますが、「コエ」を育成できればいつでも好きなテキストを読み上げてくれるので、動画で残すのとはまた違った楽しみ方ができます。

万が一のために自分の声を保存

今は普通に話せていても、いつ・どんなときに声を失うかわかりません。万が一の怪我や病気で声が出なくなった時でも、コエステーションで保存しておけばテキスト入力ひとつで声を再現することが可能です。自分の声にできるだけ近い精度にレベルを上げる必要がありますが、万が一の可能性に備えて、登録しておくのもよいでしょう。

カーナビやスマートスピーカーの音声を好きな芸能人の声に

現時点では未実装ですが、カーナビ音声などに好きな芸能人・声優の声を当て込んだりという使い方も、メーカー側では想定されているようです。また「恋人のコエ」で目覚ましやスケジュールを読み上げてもらったり、「孫のコエ」でニュース記事を読み上げてもらうといった楽しみ方も、将来的には可能になるという見通しを立てています。
現時点でも様々な用途が考えられているので、これからの可能性に期待を持つことができます。

 

コエステーションで自分の声の分身を作ろう

いかがでしたか?自分の声の分身を作るという、読み上げアプリとしては革新的な機能を搭載したコエステーションですが、その用途はまだまだ発展段階と呼べる段階で、未知数です。

自分の声を作り上げるのはもちろん、その作り上げた「コエ」をどのように使っていくのか、今後に注目していきたいアプリです。これからさまざまなサービスを展開していき、より一層私たちを楽しませてくれるでしょう。

読み上げ Voicepaper 2 公式
コエステーション公式

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