もっと文学の世界に浸りたい、小説を読みたいけれど書店に立ち寄る時間がない、書き溜めた小説を誰かに読んでほしい…本の世界をもっと身近に、お使いの端末から好きなようアクセスしませんか?文学小説アプリといっても、原稿を書きたい方向けに開発されたアプリや、名作を無料で読めるアプリなどさまざまなタイプのアプリがiPhoneやアンドロイド向けにリリースされています。数ある中から、用途に合った文学小説アプリを探してインストールしましょう。
お手持ちの端末で、場所も時間も気にせずに大好きな文学作品を読んだり、書き溜めている小説を好きな時に投稿したり、小説アプリは便利ですよね。元々、持ち歩けるようにポケットサイズが定番の小説ですが、何冊、何十冊も持ち歩いたり、一度読んだ本は不要になったり、印刷するのはもったいないと考える方も少なくありません。ここでは文学小説に関するあらゆるアプリの選び方のポイントをご紹介します。
無料アプリ、有料アプリかチェックしよう
まずは、あなたの好きな文学作品や小説が無料で読めるアプリをおすすめします。小説は著者没後50年を超えると著作権がなくなり無料で読める仕組みです。名作と呼ばれる文学作品が多数ありますので、その中から無料で読めるアプリを探してみましょう。
簡単な操作、見やすい画面
かなり重要なポイントです。画面操作に慣れていないとなかなか読みづらいアプリでは長編を読む気にはなりません。読みやすいフォントで、好みの行間で、カスタマイズできるアプリをおすすめします。
オフラインで読める
いくら無料でも、通信費がかかるようでは持ち運び便利なアプリは好き放題読めません。時間を気にせず、没頭したい時には、オフライン機能があるアプリが便利です。遠隔地、どんな環境でも予めダウンロードした文学を読むことができ、通信制限のある方も気長に小説を読み込めます。
i読書-青空文庫リーダー
画像:筆者撮影
引用元:itunes.apple.com
「青空文庫」は没後50年以上の著者の文学作品が無料で読めるアプリです。アプリ内の月間ランキング10位以内に登場する作家名を一度は聞いたことがあるでしょう。国語の教科書にも登場するような純文学作品の数々が自由に読めます。ダウンロードして、いつでもアプリ内のMy本棚にストックし、オフラインでの読書も可能です。いざという時に役立つように好きな名作を、ダウンロードしておいて、ふと気になる文節が頭に浮かんだ際には、本文左上のページマークを軽くタップするだけで風が吹いたように素早く本をめくってくれます。
■Evernote-あらゆる情報をまとめて記憶
画像:筆者撮影
引用元:itunes.apple.com
「Evernote」は世界的に人気の文書記録アプリ。小説を書くときに大いに役立つアプリです。アプリのアイコンである象は決して忘れないという意味が込められています。大容量で持ち運べるため、文学作品を日々執筆されている方や、小説を書く予定の方におすすめです。取材ノート代わりにもなるメモ機能に写真を貼り付けたり、手書きでアイディアを書き込んだりできます。メモが増えると当然重くなるため、使わなくなったらこまめに消すことをおすすめします。大事なデータをなくさないように、PCへのバックアップも取りましょう。
音楽絵本・銀河鉄道の夜 (ポケット)
画像引用元:itunes.apple.com
絵本と音楽で宮沢賢治の文学作品が楽しめるアプリです。お子さんのいる家庭や、知的で美しい絵を鑑賞しながら音楽に合わせて文学の世界に浸りたい方におすすめします。知的な宮沢賢治の文章を現代調に編集。44枚の美しい絵に合わせてよりわかりやすく古典文学を親しめる内容です。バックグランドに流れる音楽をオンにすると、15曲のトイトロニカなリズムが心地よく流れます。また、回転して飛び出す星座盤のおまけもあって大勢でも楽しめる文学アプリです。
カクヨム
画像:筆者撮影
引用元:itunes.apple.com
小説家を目指す方は、定期的に新人賞を開催する有名出版社に応募するのが一般的。しかし、もっと気軽に挑戦できる方法があります。小説の投稿サイトを利用してみましょう。大手出版社のカドカワがインターネット事業に乗り出し、開発した「カクヨム」。ここで投稿して見事目に留まると、書籍化への近道になるかもしれません。アプリ版では、書く機能はありませんが、アプリからサイトを開けます。コンテスト優勝者には、書籍化と賞金もあり、各方面から小説家を目指す人で人気です。アプリではさまざまなジャンルの小説を縦スクロールの簡単操作で、通信制限のある方も気長に読み込めます。
あらすじで読む 日本と世界の名作文学40選
画像引用元:itunes.apple.com
最後にご紹介する文学アプリは、実は純文学が苦手な方におすすめです。読書があまり好きではない、名作を読まずにいたけれど知らないとは言えない、など理由はさまざまですが、あらすじだけ、さわりだけ古典文学に触れてみましょう。このアプリをきっかけに、純文学の世界が好きになるかもしれません。好きにならなくても名作を知らずに恥をかくことはなくなるでしょう。現代語調で親しみやすく、躓かずに要所だけ読めます。
今回ご紹介したアプリは、どれもiPhoneでインストール可能な文学・小説アプリです。どのアプリを比較しても、見やすい画面に特化した機能性の高さと、操作性のシンプルさが魅力です。人気のアプリばかりですので、あなたの用途に合わせてぜひ活用してください。