「乗換案内norippa」移動時間を最大し待ち時間を最小化するニッチ系アプリ
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「乗換案内norippa」の特徴
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目的の場所に着いたのは良いけれど、早く着き過ぎて、約束の時間までやることがない、という経験のある人は少なくないはずです。やることがないので、とりあえず、コーヒーショップやジャンクフード店に入って、場所代だと思ってドリンク代を払って椅子に座っていた、という経験のある人は少なくないですよね。あるいは、近くのモールなどを意味もなくふらついて、気が付いたら余計な買い物をしていた人がいるかもしれません。さらには辺鄙な場所で、駅周辺に時間を潰すところもなく、仕方がなく駅の待合室にずっといた、という人もいらっしゃるかもしれません。そういう待ち時間は、とっても暇で時間の無駄遣いのように感じてしまいますし、その待ち時間の間に発生した出費は、本物のお金の無駄使いですよね。そういう、イマイチな待ち時間を発生させないようにするために存在するアプリが「乗換案内norippa」です。
「乗換案内norippa」のおすすめポイント
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移動経路や移動時間を調べる乗換案内アプリは星の数ほどありますが、普通の乗換案内アプリは移動開始時間か、到着時間をどちらかしか入れませんよね。移動開始時間を入れたならば、乗り換え条件など他の指定を勘案した上で、最短時間で移動できる経路・乗り換えを表示してくれます。到着時間を入力していれば、その時間に目的地に着くためには、いつ出発するべきか、その他の条件に合わせた合理的な時間を教えてくれます。ところが「乗換案内norippa」は出発時間と到着時間の両方を入力する必要があります。両方の時間を入れておくことで、その時間内で電車に乗っている時間を最大化し、待ち時間を可能な限り減らしてあげますよ、という大変ニッチでオンリーワン的存在です。
「乗換案内norippa」をインストールして気が付いたこと
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インストールして試しに検索してみたところ、「乗換案内norippa」は変なところ生真面目なアプリであることが分かりました。東京駅を12時に出発して、新宿駅を15時に到着という検索条件で調べました。つまり、山手線で約30分の経路を3時間で移動せよ、という指示を「乗換案内norippa」に与えたのです。私の予想では山手線を二周ほどして、途中で乗り換えて帳尻あわせの為に周辺をブラブラさせるだろうと思ったのですが、「乗換案内norippa」が提示した5つの案にそれはありませんでした。JRの中央線で東京駅から高尾駅まで行って、そこで京王線に乗り換えて新宿駅に戻るなど、一旦、東京都心部から離れ、別のルートで東京都心部に戻ってくるプランばかり提示されていました。この結果から推測するに、どうも“指定された時間中に最終目的地を通過すること”と“同じルートで行って戻ること”がロジックとして禁止されているようです。結果、プランによっては、コーヒーショップに場所代かわりに支払う飲み物代より、ずっと追加の交通費が高くなるプランもあったりします。
「乗換案内norippa」のまとめ
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「約束の時間までまぁまぁ時間があるから、コーヒーショップなどで飲み物飲んで待ってるか」だとか「約束の時間になるまでモールを見てたんだけど、欲しくなって買っちゃった」といった無駄遣いは、「乗換案内norippa」で待ち時間を減らすことができれば確実に減らすことができますので、そういった無駄な出費が多くて悩んでいる人にはおすすめできます。が、ときどき「なんで普通に移動したら200円もしない距離なのに、2000円以上もかかってるの!?」と突っ込みたくなる、すっとぼけたプランを提示してくるのはご愛嬌です。実行する前に、きちんと値段を確認しておいてください。また、鉄道好きで、むしろ、そういった笑える経路を知りたいという人にとっては良い暇つぶしアイテムになるかと思います。