通勤通学時や勉強、運動のお供に、コンパクトなスマホで音楽を持ち歩いて楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
スマホで音楽を楽しむときに必須のアプリが、音楽プレイヤーアプリです。
スマホにもともと入っている音楽再生アプリでも、もちろんスマホにダウンロードした楽曲データを再生することができます。
しかし最近は、さらに便利な機能を持った個性的なアプリがたくさんあります。自分の使用するシーンや目的にあわせてアプリを選べば、今よりもさらに音楽を楽しむことができるでしょう。
今回は、多くの音楽プレイヤーアプリの中から自分に合ったアプリを選ぶポイントや、おすすめのアプリを紹介します。
写真:著者撮影
音楽プレイヤーの選び方のコツ
音楽プレイヤーを選ぶとき、おさえておきたいポイントは以下の3つです。
音楽がどれくらい保存できるか
さまざまなジャンルやアーティストの楽曲を気分によって流したいなど、たくさんの楽曲データをスマホに入れたいという方も多いでしょう。
そんな時、スマホ上だけではなく、外部のストレージやクラウド上に保存した楽曲データをそのまま再生できる音楽プレイヤーアプリを使えば、より多くの音楽を持ち運ぶことができます。
外部ストレージやクラウドの利用を考えている方は、音楽プレイヤーアプリが対応しているかをチェックしてみるとよりたくさんの楽曲データを扱えます。
音質がどれくらいなのか
ハイクオリティな音質で再生ができる音楽プレイヤーアプリを選ぶことで、音楽をより楽しむことができます。
楽曲データの音質を表す指標のひとつに、ビットレートがあります。基本的に、同じ音源のフォーマットならこのビットレートが高いファイルほど高音質で音楽を楽しむことができます。
しかし、音楽プレイヤーアプリのサウンドエンジンによっては、高ビットレートに対応していない場合もあり、せっかくの高音質の音楽を本来の音質で楽しめないことがあります。
また、同じ楽曲データでも、低音が強い、シャカシャカしやすいなど、再生するサウンドエンジン、調整具合によって聴こえ方にはかなりの差があります。
有料アプリでも無料で試聴できる場合がほとんどなので、自分の好みに合った再生音質かをチェックすることをおすすめします。
イコライザ機能、サラウンド機能、ノイズリダクション、音割れ防止など、さまざまな音質向上、調整の機能を持つアプリもあります。
より音質にこだわりたい方は、このような機能を持つアプリを使用することもおすすめです。
イヤホンに合わせた周波数になるかもチェック
イヤホンのスペックに、周波数帯域というものがあります。これは、再生できる音の広さを表しています。
下の数値が小さいほど低い音を、上の数値が高いほど高い音を再生できることを表していて、下と上の数値の範囲が広いほど広い音域で再生できるということになります。
一般的には20Hz-20,000Hzくらいの周波数帯域のイヤホンが多いのですが、高機能なイヤホンでは40,000Hz以上のハイレゾに対応しているものもあります。
しかし、音楽プレーヤーアプリが広い周波数帯域の再生に対応していないと、せっかくのイヤホンの機能がフルに生かせないことになります。
このため、イヤホンを生かせる周波数で再生ができる音楽プレイヤーアプリかどうかをチェックするのもポイントです。
ストリーミング再生ができるか
音楽をスマホで聴く方法として、あらかじめダウンロードした音楽データを再生するダウンロード再生(オフライン再生)と、インターネットに接続しながら再生するストリーミング再生があります。
ストリーミング再生はインターネット上にある音楽データを再生するので、スマホの容量が音楽データで圧迫されないということが最大のメリットです。
先ほど説明した保存数に関しても、ストリーミング再生なら気にする必要がありません。
インターネットに接続している必要があるので、Wi-Fi環境が使える状況の場合は、ストリーミング再生に対応しているかも音楽プレイヤーアプリを選ぶポイントになるでしょう。
こんな時に使える!音楽アプリの活用シーン
スマホの容量を気にせずに音楽が楽しめる
先ほど説明したストリーミング再生に対応しているアプリなら、スマホに楽曲データを入れなくても音楽を楽しむことができます。
聴くときだけ楽曲データをダウンロードして、聴き終わったらスマホから自動で削除される仕組みのため、スマホの容量が少なくてあまりたくさん音楽を入れることができない場合でも、さまざまな音楽を聴くことができてとても便利です。
また、ストリーミングの音楽配信サービスでは自分で持っていない曲も聴けるため、今まで知らなかったジャンルの曲も気軽に聴くことができます。
好きなアーティストの曲をシャッフルして聞く
あらかじめ作成したプレイリストや好きなアーティストの曲の中からランダムに曲を再生してくれる機能のある音楽プレイヤーアプリもあります。
BGMとして流したいなど、特に決まった曲が聴きたいわけではないけれど音楽を再生しておきたい場合などは、シャッフル機能を使うと楽しめます。
過去に聴いた曲の履歴から曲をチョイスする
履歴機能を使えば、過去に聞いた曲をもう一度聴きたい場合、よく聴く曲を聴きたい場合などに便利です。
音楽プレイヤーアプリによっては、月別や年別の再生回数や再生時間をもとにランキングとして並べかえてくれる機能もあるので、何度も聴いている曲などの曲選びが簡単になります。
ダウンロード必須!おすすめ音楽アプリ3選
ここでは、数ある音楽プレイヤーアプリの中でもおすすめのアプリを3つ紹介します。
いずれもストリーミング再生に対応した人気のあるアプリです。
それぞれに特色があるので、自分にあったアプリがあるかチェックしてみてください。
Spotify -音楽ストリーミングサービス
写真:著者撮影
Spotifyは4000万曲以上もの楽曲を提供する世界最大手のデジタル音楽配信サービスです。
インターネット回線さえあれば、Spotifyにある全ての楽曲を再生できます。
非常に多くのプレイリストがあり、シーンにあわせて選べるほか、自分でプレイリストを登録することもできます(有料プランのみ対応)。
無料プランと有料プランがあり、有料プランになると、シャッフル再生以外の再生ができる、高音質の楽曲データを聴くことができる、オフラインでも再生できるようになるなど、大幅にサービス内容が向上します。
まずは無料で使い心地を試してみて、気に入ったら有料プランに切り替えることがおすすめです。
最新の音楽 聴き放題!! Music Tubee for YouTube
写真:著者撮影
Music Tubee for YouTubeは、YouTube上にある音楽が無料で聴き放題になるサービスです。
Youtubeで公開されている楽曲をランキングやアーティスト別にまとめて公開しています。ランキングは毎日更新されているので、今が旬のYoutube楽曲をチェックするのにも役立ちます。
360円のオプション課金で広告が非表示になりますが、そのほかは特に無料の場合と変わりません。プレイリストなども、Youtubeにログインする必要がありますが、無料で使用できます。
バックグラウンドの再生、オフラインでの再生には対応していないので、BGMとしてではなくYoutubeと同様に映像を楽しみながら流行の楽曲をチェックするという使い方が向いているでしょう。
Streamy - 音楽動画プレイヤー
写真:著者撮影
StreamyはiTunes Storeの人気音楽をYouTube経由で視聴できる音楽プレイヤーアプリです。シンプルで洗練されたUIで、検索や操作などがとても簡単にできるのが特徴です。
画面の下にコントローラーがまとめて配置されており、シンプルな操作でリピート再生やシャッフル再生などができるようになっています。
聴きたいアーティストで検索できるだけではなく、J-POPやメタル、ジャズなど細かいカテゴリ分けされた音楽ジャンルで検索することも可能です。
また、国別でシングルとアルバムでそれぞれランキングが表示されており、今どのようなアーティストが国内外で人気なのかも一目でわかるようになっています。
さらに、Streamyは音楽を再生しながら別の曲を検索することができます。バックグラウンドでの再生にも対応しているので、次々と曲を探したり、BGMとして流したいときにとても役立ちます。
音楽が気に入ったらアプリ上からiTunes Storeなどの楽曲購入画面に飛べるので、お気に入りの曲を購入してオフラインで聴くことも可能です。
音楽プレイヤーアプリを活用して快適な音楽ライフを過ごそう
いかがでしたか?自分のスタイルに合わせた音楽プレイヤーアプリを選ぶことで、より便利に、より快適に音楽を楽しむことができるでしょう。
なんとなくで音楽プレイヤーアプリを選んでいた方も、この機会にお気に入りのアプリを探してみませんか?